一昨年9月の台風により大きな被害を受けた「こもれびの森」の風倒木撤去、及び植生回復のためのシカ除け柵の設置事業が1月8日に完了しました。今後、「生活環境保全林」としての機能が発揮できるよう、みなさまのご支援、ご協力をお願いします。
「こもれびの森」は昭和22年に箕面市が所有し、平成2年から「生活環境保全林」として整備されていましたが、一昨年9月の台風により、三つの谷筋のスギ・ヒノキの人工林が倒れるなど大きな被害を受けました。
大阪府では、昨年8月から整備事業に着手し、雨天の影響により少し遅れましたが、重機を入れての風倒木撤去、及び植生回復のためのシカ除けネットの設置などの事業を行い、この1月8日に終了しました。
台風による風倒木:被害地面積≒7ha(全損≒1.5ha)
作業道(≒1000m)を設置、重機を入れての風倒木撤去
植生回復のためのシカ除け柵の設置(≒1,350m)
「こもれびの森」のシカ除け柵には、数ヵ所で中に入るためのトビラを設置しています。
柵の中は、一部を除いて通り抜けが出来ませんので注意してください。
※風呂谷口(緊急ポイントB4)からハイキング道を通ってシカ除け柵の中に入り、雲隣展望台、及び才ヶ原林道(緊急ポイントB9)方面に行くことは可能ですが、現在、案内板などの設置は出来ていませんので注意をしてください。
シカ除け柵の中に入ったときは、必ず、トビラを閉めてください!
増えすぎたシカによる食害を防ぐために柵を設置していますので、必ず、トビラを閉めるようにしてください。
大阪府の事業により、風倒木の撤去及びシカ除け柵の設置が終了しましたので、今後、「生活環境保全林」としての市民に憩いの場を提供する(保健保安林)、下流のまちを土砂災害の危険から守る(土砂流出防備保安林)としての森林の機能が発揮できるようになることが期待されます。
箕面市が中心に管理をしていただくことになりますが、市民としても一定の役割を果たすために、植樹などの活動を行っていく予定です。
イロハモミジの植樹予定地
平坦な作業道沿いに植樹を行う予定です。
作業道沿い
活動への参加や災害に強い森づくり募金など、多くの市民や企業の方のご支援、ご協力をお願いします。(事務局 高島)
2020年3月15日に行う植樹&現地見学のイベントについては、下記をご覧ください。
2020年3月15日植樹&現地見学イベント(←こちら)
カテゴリ:箕面の山 災害復興情報,イベント情報,箕面ビジターセンター,シカによる食害防止,明治の森箕面自然休養林管理協議会
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投稿者:sanroku
投稿日:2020年01月10日 18時間17分16秒