箕面ビジターセンターで森林環境教育の指導者研修に協力しました。
5月12日、近畿中国森林管理局から、森林環境教育の実践のための指導者養成について、協力要請があり、箕面ビジターセンター近くの箕面川で、「川の中の生き物」の自然観察会の事例を紹介しました。
三重県から山口県まで10地域の森林管理署、計10名の方が参加しました。
自然観察会のストーリー作りや準備する用品、注意点など、実践で使えるようにお伝えしました。
水温は14度と低かったのですが、多くの生き物を観察することができ、皆さん童心に戻って、楽しんでいただいたようです。
また、川の中に入って楽しむだけでなく、森と川とのつながりや森を大切にしようという、参加者に気付きを与えることも大切だということも紹介させていただきました。
参加者からは、下のような感想をいただきました。
○子供でも採取しやすいように道具を工夫して準備されていると思った。また、種類 を同定しやすいように、昆虫の特徴を写真やイラストで分かりやすく説明する手法は 参考になった。 観察だけに終わらずに、生物と森林の関係を考えさせるところまでプログラムにされている点が印象的だった。
○水生昆虫の採取及び観察を署のイベントでも実施してみたいと思いました。 今まで水生昆虫の採取は殆どやったことはありませんでしたが、実際にやってみると 思ったよりも簡単に沢山の虫を採ることができ、大人も子供も楽しめる内容だと思いました。作業方法だけではなくザルの形や虫をまとめる容器の色がどのようなものが 適しているかを知ることができました。
自然観察会は「習うより慣れろ」ということもいえると思いますので、参加された皆さまが自分の個性を活かして、実践されることを期待したいと思います。