11月19日(木)箕面ビジターセンターでの「自然研究路の樹木観察と名札付け」の観察会、紅葉を愛でながら楽しく行いました。
曇り空でしたが、おだやかな天気の中、参加者12名(8名の女性・4名男性)、スタッフ2名、計14名が箕面ビジターセンター案内所前に集まりました。
この日のテーマは「自然研究路の樹木観察と名札付け」、箕面ビジターセンター自然解説員の中瀬重幸さんがリーダーで、東海自然歩道から自然研究路4号線を約2時間かけて歩きました。
最初に少し自己紹介をした後に、軽くストレッチをしてスタートです。
案内所前から30秒、早速「ヒイラギ」の木と小さくかわいい花を見つけました。ヒイラギは「柊」、木へんに冬、冬に花をつけます
*「椿」(つばき)、「榎」(えのき)、木へんに秋は???「楸」(きささげ)だそうです。
東海自然歩道西の起点から、最初は少し急な坂道をゆっくりと登ります。
少し登ったところでは「ムラサキシキブ」の木、府道をまたぐ「ぎふちょう橋」では、「イロハカエデ」を観察して、最初の名札付けをしました。
里山の代表、「コナラ」に「クリ」。葉っぱの横線で見分けます。16本以上多いのが「クリ」、16本より少ないのが「コナラ」だそうです。「クリ」の木にも名札を付けます。
それ以外に名札を付けたのは「ソヨゴ」「ヤマザクラ」「コバノガマズミ」「モチツツジ」です。
見上げると空に黄色く透けて美しい「コシアブラ」の木。
5つの小葉は「コシアブラ」ですが、同じ科でも3つの小葉だと「タカノツメ」(唐辛子ではありませんよ)。これらは、ひとつの葉っぱです。それが証拠に、落ちるときは一緒です。
この日、観察した種は20種。①ヒイラギ、②ムラサキシキブ、③コナラ、④クリ、⑤ウラジロノキ、⑥ヤマウルシ、⑦ヒノキ、⑧コシアブラ、⑨タカノツメ、⑩ソヨゴ、⑪クロモジ、⑫ヤマザクラ、⑬カマツカ(鎌の柄に使ったそうで、かなり曲げても折れません)、⑭カスミザクラ、⑮サルトリイバラ(山帰来)、⑯コバノガマズミ、⑰ネズミモチ(青リンゴの香り)、⑱ツバキ、⑲モチツツジ、⑳ノダフジでした。エナガやシロハラなどの野鳥の声も聞こえていました。
3時過ぎにビジターセンターの案内所前に帰って、感想をお聞きしました。皆さん、ムラサキシキブとかクリとコナラに違いとか、各々の興味を持った樹木に愛着を持って、名前も覚えられたようで、とても楽しい観察会でした。ご参加していただきありがとうございました。
*お顔が写っている写真もありますが、ブログ掲載のご了承をいただいています。
下の写真は、箕面ビジターセンター周辺の紅葉です。
下は、箕面大滝周辺の渓谷の紅葉です。
箕面の紅葉は今が盛りです。自然を感じながら箕面の山をゆっくり歩いてみませんか!気持ちがいいですよ♪