鉢伏山に設置した植生保護ネット(小規模なパッチディフェンス)内で、ヤマツツジが咲いています!
下の写真は、3月24日に鉢伏山の鉄塔下付近に設置したシカによる食害から守るためのネット内の写真です。ヤマツツジが咲いています。
このヤマツツジ、シカの食害で矮小化してしまっていますが、元気に花を咲かせています。今後の再生が期待できます。楽しみですね。
※5月10日、近畿中国森林管理局/箕面森林ふれあい推進センター所長が巡回時に撮られた写真です。
このあたりは、昔はササ原でしたが、今では裸地化して土壌がむき出しとなっています。
箕面の森では、増えすぎたニホンジカによる食害のために貴重な植生が損なわれるなど、森林生態系に大きな影響が出ています。また、林床の植生回復が見込めず、林床が裸地化してしまうと、大量に雨が降ったときに土壌が流出する恐れもあります。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会(代表:中野皓三さん/事務局:NPO山麓委員会)では、行政(国・府・市など)と多くの市民団体が連携して、ニホンジカの保護管理のために、捕獲による個体数管理や、糞塊調査・森林植生調査などのモニタリング調査、植生を守るためのネット設置など、さまざまな取り組みを行っています。