event_calendar-bannar

event_calendar-bannar

blog-bannar

blog-bannar

sidebar_visitor_03

sidebar_visitor_03

fund-bannar

fund-bannar

yamanaminewsletter_logo

山なみ通信

sidebar_minohdvd_logo_02

未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

sidebar_logo_yamafesta

sidebar_logo_yamafesta

山麓保全の活動を振り返り、箕面の山の未来をみんなで考える20周年記念イベント、7月17日に開催しました。当日資料の概要を公開しましたので、ぜひご覧ください!

これまでの山麓保全活動を振り返り、これからの箕面の山の未来を考える20周年記念イベント、7月17日(月・祝)に箕面文化・交流センター8階大会議室で、箕面市・NPO法人みのお山麓保全委員会の主催で開催しました。

78名の方にご参加いただきました。山麓保全活動に関心を持つ多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

当日、ご参加出来なかった方もいらっしゃいますので、当日資料の概要を公開します。

司会進行は、山麓委員会副代表理事の村上竜太さんが担当しました。

開会にあたり、最初に箕面市みどりまちづくり部部長の松政秀史さまより、ご挨拶をいただきました。

20年位前、箕面の大切な財産である美しい「山なみ景観」を守る取り組みから始まったこと、山林所有者や市民、行政の「三者協働」で山麓保全活動が始まったことなど、箕面市の取り組みなどのご紹介をいただきました。

最初に、山麓委員会事務局から活動報告をしました。
〇みのおの山麓保全活動、20年の歩み・・・事務局長 高島文明

箕面の山の保全のために進められてきた行政による規制や計画・施策、三者協働により進めてきた保全の取り組み、山林所有者の悩みへの対応などを報告しました。

新たに見えてきた課題として「私有林の適切な育成管理」「災害に強い森づくり」「シカの食害からの森林保全」などについての報告をしました。

「みのおの山麓保全活動、20年の歩み」(←PDF資料はこちらをクリック)

〇みのお山麓保全活動 助成の報告・・・事務局長 高島文明

2004年~22年度までの助成実績の報告をしました。山林所有者による「自然緑地指定」の同意率が約64%まであがっていること、山林整備ボランティア派遣要請件数が毎年増えている(2022年度56件)ことなどを報告しました。

「みのおの山麓保全活動 助成の報告」(←PDF資料はこちらをクリック)

〇山林所有者や市民団体からの山麓保全活動助成の報告

事例①里山の管理:山麓保全助成金を活用した山林整備活動 

~山林所有者・地元自治会・市民団体との取り組み~

山林所有者である㈱類設計室、粟生間谷地区の今井水利組合、箕面マウンテンバイク友の会など、立場が違う三者が山麓保全活動助成金やボランティア派遣要請の仕組みを活用して三者協働で取り組んでいることが報告されました。

「事例①山麓保全助成金を活用した山林整備活動」(←PDF資料はこちらをクリック)

事例②里山とのふれあい:箕面の山の歴史と文化を楽しむ/八天石蔵・八天杉への道づくり

~助成団体・関係機関との連携事例~

市民団体である「箕面の山パトロール隊」「箕面の森のきこり隊」「みのお里ぷら」が「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」との連携により活動がスムーズに行われたとの報告がされました。

 

「事例②箕面の山の歴史と文化を楽しむ/八天石蔵・八天杉への道づくり」(←PDF資料はこちらをクリック)

〇みのお山麓保全ガイドブック改訂版について

山麓委員会の副代表理事 成瀬英夫さんから20年を記念して発行した「みのお山麓保全ガイドブック」(A4両面カラー28ページ)の概要についての説明と報告がありました。

≪20周年の記念講演≫

「北摂山系を含む大阪の森林の現状と課題、未来のあり方について」というテーマで、LAまちづくり研究所 大阪府立大学名誉教授の増田 昇さまにご講演をいただきました。

〇現代社会における森林の役割

生物多様性の損失を止め、回復軌道にのせる2030年ネイチャーポジティブに向けた基本戦略に対して、森林の持つ大切な役割についての認識を新たにしました。

〇北摂山系を含む周辺3山系(森林)の現状と課題

都市近郊林(里山)の荒廃や多様性の低下、人工林の管理放棄、シカの食害など、箕面の山も含めた現状と課題について再確認しました。

〇大阪府による森林整備の取り組み

近年、1時間降水量50mm以上の年間発生回数が大幅に増えていることから、森林環境税(大阪府)による「危険渓流の流木対策」「主要道路沿いにおける倒木対策」など、自然災害から府民の暮らしを守る取り組みなどのご紹介をいただきました。

詳しくは、下記をクリックして概要をご覧ください。

「北摂山系を含む大阪の森林の現状と課題、未来のあり方について」

(←PDF資料はこちらをクリック)

≪ディスカッション≫
〇未来の箕面の山のために、何が大切なのか、みんなで考えよう!

山麓委員会からの報告と増田先生の講演を受けて、会場からの質問を受けました。

ネイチャーポジティブ経済について、大滝より北の自然の活用、SNSを使ったプラットホーム作り、子どもたちの環境学習、自走できる循環型経済の必要性など、多くの貴重なご意見を受けましたが、時間が少なくなり、十分な応対が出来なかったと思います。37枚のディスカッションシートをいただきましたので、よく読み込んで、可能な限り、今後の活動に活かしていきたいと考えています。

山麓委員会代表理事の角山年昭が最後に挨拶を行って、箕面の山の未来をみんなで考える20周年記念イベントを終了しました。行政の皆さま、山林所有者の皆さま、市民の皆さま、今後も引き続き、ご支援ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

注記;各資料はすべて無断転載を禁じます。引用する場合は、必ず出典(原本)を明記するとともに、各資料の内容の全部又は一部について改変を行わないでください。

「みのお山麓保全ガイドブック」A4両面カラー28ページ300円は、山麓委員会事務所で頒布しています。今ですと20周年記念のクリアファイルをあわせて進呈中です。

(山麓委員会事務局長 高島文明)