箕面の山災害復興募金を活用した森づくりの活動(2019年度の報告)
NPO法人みのお山麓保全委員会は、近年、相次いで発生した台風による人工林の風倒木の多発など、自然災害の脅威に対して、市民が進める災害に強い森づくりの活動を推進するために「箕面の山災害復興募金」を募集しています。
2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の募金額、及びその使途について、ご報告します。
1、募金額・・・338,544円
2、支出額・・・153,300円
主な支出の内容
①「こもれびの森」に植樹したイロハモミジの苗53本の購入費・・・82,940円
※新型コロナウイルスの影響で、一般参加は中止させていただきましたが、3月15日にスタッフだけで植樹をしました。
②「こもれびの森」に植樹したブナ科の苗30本の防鹿ネットなどの購入費・・・32,553円
※イロハモミジの苗木は、大阪府が設置した金柵内なので、シカの食害から守られていますが、金柵外のハイキング道では、単木用の防鹿ネットを取り付けて、3月15日に植樹しました。
15本のクヌギの苗と15本のブナ科の苗木(箕面のドングリで育てた苗木)を植樹しました。
2020年3月17日のブログ(←こちら)
③クヌギの苗150本の調達のための輸送費・・・5,374円
※山林所有者さんにご協力をいただき、軽トラで、住友ゴム工業株式会社様がCSR活動で育てているクヌギの苗木を無償でいただきました。150本の内、135本は箕面の山麓部で里山管理をしている団体などに提供しました。輸送費は、高速道路代とカソリン代です。
2019年7月9日のブログ(←こちら)
④その他、チラシなどの印刷費・DVDの郵送費など・・・32,433円
3、期末残高(預り金)・・・361,706円(期首預り金176,462円)
来年2021年3月には、「こもれびの森」で2020年3月に植樹したイロハモミジ(高木)の間に、コバノミツバツツジ(低木)の植樹を予定している他、ヤマザクラの植樹も予定しています。
また、その間、植生の復活状況の調査や今後の森づくりの検討の他、植樹苗やハイキング道の見守り活動を継続して行っていく予定です。
2020年4月10日のブログ(←こちら)
5月6日に予定していた検討会を中止するなど、新型コロナウイルスの影響がありますが、森づくりの活動は、3年5年と長く行っていく予定です。
多くの皆さまのご支援とご協力をお願いします。
2019年7月25日のブログ台風被害からの復旧(←こちら)
カテゴリ:森の安心安全情報,箕面の山 災害復興情報,明治の森箕面自然休養林管理協議会,未来につづく森づくり募金「箕面の森の守りびと」
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投稿者:sanroku
投稿日:2020年04月27日 11時間44分44秒