7/12(土)シカによる森林植生への影響と土砂災害のシンポジウムが開催されます。
箕面でも増えすぎたシカの食害により、植生の衰退だけだなく、山道(作業道)の崩落も発生し、土砂災害が危惧されています。試行錯誤の活動が実施されていますが、下記のシンポジウムで何か参考になることがあればと思い紹介します。
・・・シンポジウム・・・
「日本の山はシカの楽園? 山、森、水が危ない?! ―シカによる森林植生への影響と土砂災害-」
日時:2025年7月12日(土)10:00~16:30
場所:キャンパスプラザ京都 第3講義室
京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JR 各線「京都駅」より徒歩5 分
会場参加:参加費1000円(学生無料)
オンライン参加(第1部のみ):参加費無料
※会場参加は先着順です。
事前登録:会場参加、オンライン参加いずれも事前登録が必要です。以下のURLからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc5X0t1pEIlDHr6nl0jnhxjmDAMRMM2mC1rcJkGuSRXJ0VSGA/viewform?
開催趣旨
増えすぎたシカの過度な採食により、森林が衰退しています。森林衰退に伴って、土砂流出および土砂災害の危険性が高まっています。そのためシカの個体数低減のための捕獲が進められていますが、狩猟者の減少により捕獲が間に合わない現状です。一方で、土が流れるのを防ぐための新手法の森林再生や土木技法が開発されています。
そこで、当シンポジウムでは、土砂災害を発生させないための、森の保ち方やシカ管理のあり方について、多分野のエキスパートと交わり、一から議論したいと思います。私たちが将来のためにやるべきことは何か、今すぐやることは何か、少しでも前に進める「何か」が見えるシンポジウムを目指します。
第1部:問題提起(10:05~)
横山典子((株)野生動物保護管理事務所)
「シカによる植生衰退と土壌流出の様相-滋賀県での経験を中心に」
藤木大介(兵庫県立大学)
「人工林風倒跡地における土砂災害発生と再造林放棄地におけるリスク上昇」
石川芳治(東京農工大学)
「伊吹山土砂災害の発生メカニズム検証およびシカの影響を織り込む対策への問題提起」
高田研一(森林再生支援センター)・山下達己((株)シーテック)
「自然配植と小土木 (KODOBOKU)-森林再生の取り組みと現場技術の紹介」
第2部:総合討論(15:00 ~)
土砂災害防止のための森の管理・シカの管理について、今何ができるのかを多分野の専門家が議論します。
キーワード:土砂災害、ゾーニング、優先順位、国・地方自治体の施策、実現可能性など
登壇者:
藤木大介(兵庫県立大:シカの植生への影響)
田村 淳(神奈川県:シカの植生への影響)
石川芳治(東京農工大学名誉教授:砂防工学)
五味高志(名古屋大学:流域水文学)
蔵治 光一郎 (東京大学:流域管理学)
濱崎伸一郎((株)WMO:シカ管理)
山下達己((株)シーテック:KODOBOKU)
高田研一(森林再生支援センター)
横山典子(森林再生支援センター・(株)WMO)
鹿取悦子(森林再生支援センター・芦生タカラの森)
松井淳(森林再生支援センター):座長・ファシリテーター
下村泰史 ( 森林再生支援センター・京都芸術大学):ファシリテーター
カテゴリ:箕面の山 災害復興情報,箕面ビジターセンター,シカによる食害防止,生き物の多様性保全,明治の森箕面自然休養林管理協議会
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投稿者:sanroku
投稿日:2025年06月13日 16時間03分15秒