11月7日箕面ビジターセンターで「どんぐりや木の実を探そう!」のイベントを行いました。
あいにくの雨模様で参加者は1組2名でしたが、まず、講義室入口で検温と手の消毒をしてから、自然解説員から実と種との違いや、どんぐりの特徴・見分け方などを学びました。
また、植物が実を作る目的は、種を広範囲に散布するためで、実(果実)は種を運んでくれる動物の食料になっていることや、食べられては困る植物は毒を持っていること、毒の一種として石鹸の代用にもなるサポニンを持つムクロジの実での泡立て実験もしました。
植物の種子が翼を得て風に乗って飛ぶ様子をマツとカエデの種子で実験しました。
雨が止んだ時間には、外へ木の実探しに出掛けました。
今年は木の実が少なかったのですが、ビジターセンターの野草園内とその周辺ではジャノヒゲ、ヤブラン、ゲンノショウコ等のユニークな草の実や草の葉の間から美味しそうな実をのぞかせているフユイチゴ、木本なのに小さくて草のようなヤブコウジの赤い実など、自然解説員といっしょに次々に草や木の実を見つけました。
箕面川沿いの遊歩道では、ツバキの実、もみじ広場では見ごろをむかえたオオモミジ。満開の花とまばらな赤い実を一緒に付けているシロダモ、ノイバラの実、ヒマラヤスギの雄花など、秋を満喫しながらふだんは見過ごしがちの実も発見できました。
ダム下では、コシアブラの実、フジの大きな豆鞘、花が終わってこれから実になるリンボクとナワシログミを確認。少ないながら今年もシャリンバイの実が見られました。
園内の探索を終えて講義室に戻り、最後は「どんぐり工作」をしました。
どんぐりの穴あけは少しばかりこつが必要で、寄生している虫の対策をかねた下処理をほどこしたどんぐりを使って、ヤジロベー、コマなどを作ってもらいました。