ビジターセンターで「どんぐりや木の実を探そう」を開催しました
9日、ビジターセンターで木の実をさがして遊ぶ自然観察イベントを開催しました。参加者は大人2名、子ども1名と少なめでしたが、天候も良く、観察会日和となりました。
最初に講義室で、木の実や種とは何か?どのようにして作られるのか?などについてお話しました。カキの実とリンゴの実の違いについての説明。カキの種を外から見るだけではなく種の中が見られるように縦に開いて種の中を見てもらいました。
また、地上に落ちて根を下しかけているドングリを見てもらいながらドングリの根出し、芽出しも見てもらいました。さらにドングリや解説パネルを見ながらドングリの種類を説明し、そのままで食べられるスダジイとマテバシイの試食をしてもらいました。その他、ドングリ以外の木の実で園地でも見られるケケンポナシ、ムクの実、エノキの実も試食をしてもらった。
続いて、木の実探しやドングリ拾いをしながら園地を歩きました。真っ赤に色づいたサネカズラの実を見て思わず “これ食べられますか?”の声も!マルバアオダモの種やトウカエデの種飛ばしもしました。川岸から川の上に向かって投げるとクルクルと回転しながら飛んで行きます。中には回転しながら風に乗って遠くまで飛んで行くのもありました。種と翼が二個繋がった種よりも1つの種の方がよく回転することが分かりました。このような翼のある種を作る植物の知恵に参加者は驚きの様子でした。2才の子も種が回転しながら落ちて行く様子が面白いのか何度も繰り返し飛ばしていました。
観察した木の実、草の実
マムシグサ、ウバユリ、ヤブラン、イタドリ、コナラドングリの根、フユイチゴ、ヤブコウジ、ゲンノショウコウ、ドングリ拾い(クヌギ、アラカシ)マルバアオダモ、エノキ、トウカエデ、フジ、サザンカ(花)ヒマラヤスギ、シロダモ、アセビ、ニシキギ(紅葉)ムク、サネカズラ、ヒオウギ、フユノハナワラビ(胞子飛ばし)
講義室に戻り、拾ってきたドングリを使って簡単な工作(コマ、笛、ヤジロベー)をしてもらうことにしていましたが、小さい子には難しそうだったので、見本として作って準備していたものを使ってコマ回しやヤジロベー遊びを体験してもらいました。またムクロジの実を使った「泡立て」をやってみせると興味を引いたようで自分から泡立てにチャレンジしていました。
ドングリ拾い、種飛ばし、ムクロジの泡立てなどはおもしろかったようで、参加者は少ないながらも、楽しい観察会になりました。
箕面ビジターセンターでは、他にも楽しいいイベントを開催しています。ぜひご参加ください!
(※チラシをクリックすると拡大します)
◆11月16日 森の癒しウォーク~五感で味わう 晩秋の森~
◆11月17日 自然大好き楽しい森あそび
◆11月24日 森の自然工作教室~クリスマス飾りを作ろう~