ビジターセンターでイベント「アリジゴクの不思議発見」を開催しました
10月20日(日)箕面ビジターセンターで「アリジゴクの不思議発見」の観察会を開催しました。秋晴れの観察日よりとなり、2家族5人の方の参加がありました。ここ1週間、台風や雨が続き、アリジゴクが巣を作ってくれているかどうか、少し気掛かりでしたが、当日はたくさんのアリジゴクの巣ができていました。
最初に、パネル“ウスバカゲロウの一生”を見ながら、卵からアリジゴク(幼虫)、さなぎ、そしてウスバカゲロウ(成虫)と変わっていく説明を聞きました。そしていよいよアリジゴクの巣を探しました。砂でできた、すり鉢状の見事な巣が地面にたくさん見つかりました。次に、その穴にアリを入れて観察してみました。アリジゴクが砂をかけ、アリはなかなか脱出できず、少しずつ穴に落ちていく様子を観察しました。中には脱出するアリもいて、“がんばれ・・”とアリを応援する声も上がりました。次にダンゴムシを入れて反応をみました。ダンゴムシもまた穴に落ちていき、アリジゴクの牙から打たれた麻酔薬のようなもので動きが鈍くなり、体液を吸われていきました。次にミニルアーでアリジゴク釣りに挑戦。始めはなかなか難しくつり上げられなかったのですが、最後はコツをつかみ、全員つり上げました。砂からアリジゴクを取り上げ、ルーペでその姿を観察しました。小さな体(サイズを測ると1.0cm~1.5cmでした)は毛におおわれ、立派なキバがあり、足は昆虫を証明するように3対6本、うしろ向きに歩く、取り出すと死んだふり(疑死行動)をする、面白い! 不思議で面白い姿に目が釘付けになりました。
最後に観察したアリジゴクは、“また、元気で、さよなら・・・”と言って、元の場所に返し終了しました。小さな小さなアリジゴクが砂の中で2年間ぐらい、大人になるまで、じっと待っていると言われていますが、その懸命な姿に何かを感じながら、家族で楽しく過ごした秋の一日でした。
箕面ビジターセンターでは、他にも楽しいいイベントを開催しています。ぜひご参加ください!
(※チラシをクリックすると拡大します)
◆11月4日 森の癒しウォーク
◆11月9日 どんぐりや木の実を探そう!
◆11月10日 森の工作教室
◆11月10日 アカシデの紅葉を楽しもう!
◆11月17日 自然大好き楽しい森あそび