特定外来生物に指定されたクビアカツヤカミキリが、大阪市内でも発見されました。バラ科のサクラ、ウメ、モモ、カキなどの樹木の被害が拡大する恐れがありますので注意してください。
クビアカツヤカミキリは2012年に愛知県で発見され、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、大阪府、徳島県でも確認され、大阪府でも、大阪狭山市、堺市、富田林市、羽曳野市、河内長野市、河南町で確認されていましたが、大阪市内での公園でも、6月に確認されました。
写真引用:大阪府立環境農林水産総合研究所
8月8日朝日新聞の夕刊に「外来カミキリ 厳戒」というタイトルで掲載されました。
また、2018年1月にクビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定されました。
環境省のチラシは下記をクリックしてください。
「クビアカツヤカミキリは、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されました。」
ウメやモモなどの果樹に農業被害をもたらす他、公園や街路樹のサクラが被害を受けると、大切にしてきた景観が悪化して、お花見も楽しむことができなくなってしまうかもしれません。
大阪市内でも発見されたために、箕面市内でも生息しているかもしれません。
5月から8月にかけて、成虫となりますので、もし見かけたら、大阪府や箕面市などに通報をしてください。
また、4月から10月にかけて、幼虫がうどん状に固まったフラス(木くずと糞がまじったもの)を排出します。
被害の拡大を防止するためには、樹木にネットを取り付けて、成虫の飛散を防ぐ方法もあります。
一番、重要なのは早期に被害を発見して、行政と連携しながら、早期に対策を実施することです。
公園や街路樹の見回りは、行政職員だけでは不十分な場合があります。多くの市民の皆さまが、注意していただくことが大切です。
大阪府立環境農林水産総合研究所のホームページもご参照ください。