箕面ビジターセンターで「川の中の生き物を探そう!」の観察会を行いました。
天候の不安定な日が続き、今日も曇り空でお客さまの参加が少し懸念されましたが、大人8名、中学生2名、小学生・園児9名、合計19名と多くの方が、「川の中の生き物観察会」(今夏2回目)に参加されました。水温19度、“安全を第一”に、岸に近い浅瀬を中心に生き物を探しました。
12時30分、参加者の簡単な自己紹介の後、「川の中の生き物はどんな所にいる? どのようにして採る?」など説明の後、みんな採集用ザルと採ったものを入れる容器を持って、土手に取り付けたロープをたぐりながら、川に降りました。
水量が多く小さな水生昆虫をザルに受け、見つけるのはたいへんでしたが、みんな自分の力で何かを見つけ、あちこちから「お父さん、お母さん Getした!」との声が聞こえました。
約40分間の川での採集が終わり、それぞれ採ったものを集め観察しました。
黒い芋虫型はトビケラ、尾3本はカゲロウの仲間、尾2本はカワゲラの仲間とパネルで説明があり、同じものをトレイに集め分類・判別(同定)そして数を数えました。
また サワガニの“オス・メスどっち?”には、みんな一所懸命に観察・判別、子供たちの目が輝いた瞬間でした。
水量が少し多い中で、ちょっとした川でのアドベンチャー気分も体験できた楽しい一日でした。またお父さん、お母さんからも「川の指標生物」についていろいろ質問もありました。
なお、本日の採集した生き物は、サワガニ 15匹、トビケラ 29、カワゲラ 1、カゲロウ 7、モンカゲロウ 5、ヨコエビ 33、ガガンボ 3、サナエトンボ(ヤゴ)3、カワニナ 2、前回と同様やはりトビケラ、ヨコエビが多く、また前回いなかったトンボのヤゴも見つかり、「きれいな水の指標生物」が多かったと思います。