箕面ビジターセンターで「川の中の生き物を探そう!」の観察会を行いました。次回は、8月22日(土)です。
夏休みの本格シーズンに入り、8月のビシターセンターの恒例行事は「川の中の生き物観察会」です。連日連夜の猛暑から逃れて、森の中でひと時の涼を求め、そしてこの季節ならではの箕面川の生き物観察に家族で21名の方がお集まりいただきました。
12時30分、もみじ広場に集合、参加者それぞれがお名前を確認し、先ず“川の中の生き物はどんな所にいる?”をフリップで説明、次に“水生昆虫など生き物の採り方”について説明があり、いよいよ開始です。
それぞれ採集用の金網のザル、採ったものを入れる採集容器を手に川の中に入りました。
水温は19度、水量も多くなく絶好のコンディションです。石を起こして底に付いている虫を探す子供、石の下流側にザルを当て、流れて来た虫を狙う子供などいろいろです。
最初採れなかった子供にも手取り教え、みんな自分で採れるようになりました。約45分の川の中での採集の後、それぞれの収穫を持ち寄りました。
黒いミミズのようなトビケラ、カゲロウの仲間は尾3本、カワゲラの仲間は尾2本など代表的な水生昆虫について基本説明があり、皆で同じ物をトレイに集め、仕分け・分類を行い観察、個体数も数えました。
またサワガニについては、“オス・メスどっち?”を皆で分類してもらいました。
あっという間に2時間が経ち、最後に“川に入る時の注意点”をお話し、これからの夏休みを元気で楽しく過ごされることを願いつつ、終了としました。
さながら“親子で楽しむ自由研究”のような一日でした。
なお、本日の採集した生き物は、サワガニ 17匹、トビケラ 55、カワゲラ 6、マダラカゲロウ 7、モンカゲロウ 5、ヨコエビ 30、カワニナ 1、タニシ 1、ヒル 1 ただ、先月の大雨により落ち葉とともに流されたためか、ヤゴの仲間が見つからなかったのが少し残念でしたが、「きれいな水の指標生物」が多いとの判断に至りました。
カワゲラ
モンカゲロウ
次回の「川の中の生き物を探そう!」の観察会
日時:8月22日(土)12時30分~15時ごろ※雨天中止
集合:箕面ビジターセンター案内所前
申込:当日受付、先着15名(予定)
参加費:100円、子ども無料