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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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箕面ビジターセンターで、インターナショナルスクールの「生物多様性」についての校外学習を行いました。

箕面市小野原にある関西学院大阪インターナショナルスクールでは、5月から6月にかけて「生物多様性」についての学習をされています。

今年もNPO法人みのお山麓保全委員会事務局に要望があり、箕面ビジターセンターの自然解説員2名、自然工作教室のボランティアスタッフ5名の協力で、インターナショナルスクールの校外学習のお手伝いをさせていただきました。

日ごろ自然に触れ合うことが少ない生徒も多いので、自然の豊かさや不思議さ、面白さなどをゆっくり体験して、その後の学習に役立てたいということがねらいです。

5月28日(木)、天気も良く、4年生の生徒さん19名と先生2名と一緒に、箕面ビジターセンターの講義室や近くの自然研究路などで楽しく校外学習を行いました。

1.PowerPoint presentation of the park’s features/biodiversity — (≒30 mins)

最初は、みのお山麓委員会が、パワーポイントの画像で箕面の四季折々の美しい自然や、たくさんの生き物たちが棲んでいることを紹介しました。

モリアオガエルや渡りをする蝶(アサギマダラ)などの画像を紹介しましたが、予想していた以上に、子供たちは生き物に詳しいのに驚きました。

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ois2

リスが食べた松ぼっくり

生き物や自然のつながり(生態系)を知ってもらい、私たちのくらしは、いろいろな生きものが関わりあう生態系からのめぐみ(生態系サービス)によって支えられているということを感じていただいたと思っています。

2.Tour of Visitor center (≒45 mins)

次はビジターセンターの展示室で、昆虫や鳥、哺乳類などの生き物、植物や写真展示などを見てもらいました。

展示室2

子どもたちからは、「ワシが、いなくなるとどうなるの?」という質問もありました。「ワシは、ウサギを食べているので、ワシがいなくなるとウサギが増えて、草などの植物が減ってしまうかもしれない」と答えましたが、生き物の種類や名前だけでなく、いろんなことを自分で考えていることに驚きました。

展示室1

午前のプログラムが終わり、政ノ茶屋園地の芝生広場で、みんなでお弁当を食べ、休憩しながら新緑を楽しみました。

「テングチョウ」がたくさん飛んでいました。

テングチョウ

広場の「イロハモミジ」、樹木医さんに見てもらったりしていますが、ほとんど枯れてしまっています。みんなで、元気になるようにと願いをこめました。

イロハカエデの木 (1)

3.park exploration activity (≒90mins)

広場では、クサイチゴの花にたくさんのハチが飛んでいました。虫の助けにより、花が受粉して、命をつないでいることを知りました。

駐車場の入口では、だれかの落し物(ニホンザルの糞)を見つけました。蛾の幼虫が歩いているのも観察しました。

だれかの落し物を観察

だれのおとしもの

マメジタの胞子葉も観察

マメジタを観察

駐車場トイレの裏から、自然研究路に入ったとたんに、子どもたちがリスさんが食べた「松ぼっくり」をたくさん見つけました。パワーポイントの画像で見ていたので、すぐに分かったようです。

リスが食べた松ぼっくり (2)

蛾の仲間を観察

蛾を観察

蛾を見つけたり、アリの道を見つけたりしながら歩いていくと、今度は、「オオセンチコガネ」が、だれかの落し物(糞)にもぐっているのも発見しました。「オオセンチコガネ」が「森の掃除やさん」ということも感じてくれたようです。

オオセンチコガネを観察

落ちたばかりの葉っぱ、菌類に分解されつつある葉っぱ、ほとんど土になった腐葉土などもさわってもらい、自然のつながりを感じてもらいました。

こんな不思議なものも見つけました。

コマチグモの仲間の巣、中をあけるとかまれるので注意!!

コマチグモの巣

ミスジチョウ(交尾)

ミスジチョウ交尾

4.make handicrafts (≒30mins)

最後のプログラムは、自然工作教室です。

たくさんの自然素材や出来上がりの見本も用意して、自由に工作を楽しんでいただきました。4年生なのでグルーガンも使ってもらいました。

工作の材料

工作材料

工作の様子

驚いたのは、見本をほとんど見ずに、子どもたちは、創造の翼を広げて、自由に、個性的な作品を作っていたことです。

日本人の場合は、見本を見ながら作るのが多いのですが、さすがにインターナショナルスクールの子どもたちは違うな、すごいなと感心しました。

↓作品集は、一番最後に掲載しています。

出来上がった作品は、紙の袋に入れて、持ち帰っていただきました。

*工作のお世話をしてくれた「一休さんの工作教室」の皆さん

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★箕面ビジターセンターでは、みのお山麓保全委員会が「校外学習/自然学習」のお手伝いを行っています。

ビジターセンターまでは、スクールバスで送り迎えをしていただくことと、事前の日程調整などが必要ですが、「校外学習/自然学習」の受け入れを行っています。

お問い合わせは、NPO法人みのお山麓保全委員会事務局長(高島)まで、メールか携帯電話でお願いします。

↓すてきな作品ばかりです。

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カテゴリ:イベント情報,箕面ビジターセンター,自然学習・山麓学習

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投稿者:sanroku

投稿日:2015年06月01日 19時間10分46秒