箕面ビジターセンターの春の妖精(スプリング・エフェメラル)
箕面ビジターセンターの裏庭では、フクジュソウが、今、見ごろとなっています。このフクジュソウ、日の光が当たると花を開かせ、日がかげると花を閉じてしまいます。
春の妖精(スプリング・エフェメラルといわれており、まだまだ風が冷たく冬枯れの中で芽を出して、あっという間に花をさかせ、春の到来をつげる植物たちです。
冬に落葉した林で林床に日ざしが入るこの時期に、またたく間に芽を出し、成長して開花し身を実らせます。そして、落葉樹が新緑の葉を広げる5月には枯れてしまい地上から姿を消してしまいます。地上に姿を見せているのは1年のうち、早春の2ヶ月足らずの期間でしょうか。春のはかない命という意味で、SpringEphemeral(春の妖精)と呼ばれています。
箕面ビジターセンターの野草園では、フクジュソウの他に、セリバオウレンやキクザキイチゲ、ミスミソウも花を咲かせ始めました。いよいよ春到来です。
セリバオウレン
キクザキイチゲ
ミスミソウ
上の写真は、3月4日(水)に、自然解説員の中瀬重幸さんが撮ったものです。
箕面ビジターセンターの春をお楽しみください♪
皆さまに人気のカタクリも3月下旬には、花を咲かせることでしょう。
下の写真は、昨年の写真です。