春浅く、まだまだ風は冷たく冬枯れの中、春の到来をつげる植物たち
2月22日(土)最低気温-1℃、最高気温3℃、23日(日)最低気温-2℃、最高気温6℃と寒い日が続きますが、箕面ビジターセンター裏庭では、フクジュソウ(福寿草)が満開です。
このフクジュソウ、日が当たっていると花を開かせますが、日差しがない日は閉じたままです。花弁を使って日光を花の中心に集めて虫を誘って、植物と虫たちが命をつないでいます。
春浅く、まだまだ風は冷たく冬枯れの中、落葉した林床に日差しが入るこの時期に芽を出し、春の到来をつげる植物たちです。
フクジュソウの他、キクサギイチゲやカタクリ(3月中旬から)などが、春のはかない命という意味で、春の妖精(Spring Ephemeral)と呼ばれています。
箕面ビジターセンターでは、裏庭のフクジュソウにくわえて、前庭の野草園で、セリバオウレンが白い花を開き、キクサギイチゲの蕾も開きかけています。もうそこまで春が来ています。
箕面ビジターセンターの周りでは、ルリビタキ、ジョウビタキ、エナガの他、アトリの群れやカワセミなどが観察されています。
下の写真は、2月23日撮影のルリビタキのメスです。ルリビタキの成鳥のオスは、頭、背中、尾羽が瑠璃色ですが、メスはオリーブ色で地味です。オス、メスともに、わき腹はオレンジ色、眼の上に白い眉斑があります。群れをつくらず単独で行動します。
眼がくりくりでかわいいですね。
箕面ビジターセンターの南天の実をヒヨドリがくわえています。
箕面ビジターセンターの春をお楽しみください♪
上の写真は、2月23日(日)自然解説員の中瀬重幸さんが撮ったものです。