10月10日(木)午前、エキスポ記念の森「花の谷」のビオトープに生息する特定外来生物「ウシガエル」の駆除、市民団体と行政職員が一緒に行いました。
明治の森箕面国定公園内にあるエキスポ記念の森「花の谷」のビオトープでは、トノサマガエルやモリアオガエルなど貴重な生き物が生息していますが、特定外来生物であるウシガエルも生息しています。ウシガエルは、口に入る大きさの動物であれば、何でも捕食することから、在来のカエルや水生昆虫にとっては天敵ともいえる厄介者です。
※ビオトープには、ギンヤンマなどのヤゴの他、大阪府の準絶滅危惧種(NT)のミズカマキリも生息していました。
ミズカマキリ
2018年から、ウシガエルの捕獲を継続しており、日ごろはアナゴカゴによる捕獲ですが、年に1回は、網を使って捕獲しています。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会を構成する市民団体5名(箕面観光ボランティアガイド、箕面ナチュラリストクラブ、清水谷をまもる会、箕面生物多様性会議(生きもの会議))の他、同協議会の行政関係委員である箕面森林ふれあい推進センター(林野庁)4名、及び同協議会の事務局を担当するみのお山麓保全委員会事務局1名、計10名が集まりました。
最初に、増えすぎた水草の除去、間引きました。
投網を使ったり、タモ網で捕獲して、ウシガエルのオタマジャクシ205匹、成体4匹を駆除することが出来ました。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会では、市民が中心になって行政と連携しながら、自然休養林の生物多様性の保全とあわせて、市民に親しんでいただけるような環境整備に取り組んでいます。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会 事務局高島