6月14日(金)「こもれびの森」で防鹿ネットの増強作業などを行いました。
2018年9月の台風で大きな倒木被害を受けた「こもれびの森」(箕面市有林)では、2020年から毎年、市民が中心となって、植樹や防鹿ネットの設置などを行ってきました。
(↓防鹿ネット内ではオカトラノオが満開)
直近では、今年3月に、計29人が参加して、防鹿柵外のハイキング道にクヌギなど110本を植樹。また3月の活動では、前年6月に雨の影響とみられる作業道の崩落個所周辺や、その他シカの通り道をネットで塞いだり、獣道のすき間に木の枝を積んだりして、できるだけシカの侵入を防ぐ処置も同時に実施しました。
今回、先の植樹地周辺を巡回した結果、植樹したクヌギの多くで新芽がシカに喰われていて、また、獣道に設置したネットの一部が突き破られていたことから、急きょ、清水谷をまもる会と山麓保全委員会の計5名で、破損したネットの補修や新たな進入路に防鹿ネットを設置しました。
シカの侵入防止対策について現状では、対処療法的な処置となります。梅雨の到来を間近に控え、豪雨によるさらなる路肩の崩壊や、防鹿ネットの破損の可能性もあるなかでは、できるだけ早く異状を把握することが大事で、今後、定期的に巡回する仕組みを作る必要があると考えています。
「こもれびの森」は、「生活環境保全林」に指定されており、市民に憩いの場を提供する機能を高めるとともに、土砂災害の危険を低減する機能の向上が求められています。
引き続き、箕面の山の災害復興のための募金、及びNPO法人みのお山麓保全委員会の活動への募金(箕面の森の守りびと/サポート会員)に、ご支援とご協力をお願いします。
※防鹿用の資材購入費については、市民の皆さまからの募金を活用させていただいています。