「みのお山麓保全活動助成金」を活用した「箕面ナチュラリストクラブ」と「箕面生物多様性会議(生きもの会議)」が才ヶ原池周辺の2ヶ所に防鹿ネットを設置しました。
箕面の山間・山麓部では、ニホンジカから植生を守る活動が行われていますが、今回、「みのお山麓保全助成金」を活用した2団体の活動が才ヶ原池周辺で行われました。
才ヶ原池の堰堤では、「箕面ナチュラリストクラブ」が、斜面に防鹿ネットを設置しました。
2009年ごろからシカやイノシシの影響で、ススキの群落やヒヨドリバナなどの植生が全く見られなくなり、残っているのはシカが嫌いなイワヒメワラビやヒカゲノカズラだけになってしまいました。
一方で、才ヶ原池の北東部では、昔はネザサ群落でしたが、現在はシカが嫌いなマツカゼソウだけになってしまっています。
こちらは、「箕面生物多様性会議(生きもの会議)」がネットを設置して、来春には水の流入路に穴を掘って、モリアオガエルが産卵できるように整備する予定になっています。
10月11日(日)には、箕面ナリュラリストクラブ5人、生きもの会議3人に加えて、箕面の山きこり隊の8人が応援に加わって防鹿ネットを設置しました。
この後、経過観察や維持管理が行われますが、植生や環境保全のための活動にご協力をお願いします。