3月22日、鉢伏山のツツジを守るために防鹿ネットの拡張を行いました。
大阪や京都南の降水確率は50から60%。小雨がポロポロと降る中、天候が危ぶまれたのですが、風は弱かったので、鉢伏山の防鹿ネットの拡張を行いました。
この日は、「清水谷をまもる会」や「箕面自然調査会」の市民5名、林野庁京都大阪森林管理事務所2名、箕面森林ふれあい推進センター4名、NPO山麓委員会事務局の計12名が参加しました。
エキスポの森にある芝生広場から、鉢伏山まで、結構距離がありますが、皆でネットやポールなどの資材を担いで、山道を歩いて登ります。
鉢伏山の山頂は、昔はササ原でしたが、今は裸地化して土壌がむき出しになっています。シカが嫌いなアセビの木だけが咲いていました。
2年前の3月に、ヤマツツジやモチツツジなどを保護するために設置したネット内では、順調にツツジ類が生育していますが、その周辺では、シカに食べられて矮小化しているツツジがたくさんあります。
今回は、既存のネットを利用して、新たにネットやポールを持ち込み、保護するスペースを拡張しました。
重い資材が多く、運ぶのが大変だったのですが、林野庁の職員の皆さんのご協力のおかげで、無事、終了することが出来ました。
これから暖かくなるので、ネット内では、貴重なヤマツツジなどの花が咲き、植生が復活するのが楽しみです。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会では、国・府・市などの行政と多くの市民団体が情報交換や意見交換を行い、市民が主体となって活発な活動を行っています。