「エキスポ’90みのお記念の森」の北、鉢伏山で、シカによる食害防止のための植生保護ネットを設置しました。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会(代表:中野皓三さん/事務局:NPO山麓委員会)では、行政(国など)と市民団体が連携して、2月以降、計4ヶ所に、植生保護ネットを設置したところですが、更に3月24日(木)、「エキスポ’90みのお記念の森」の北、鉢伏山では2ヶ所目になるネットを設置しました。
この日は、箕面の山パトロール隊「明ヶ田尾山コース」クリーンハイキングにあたり、同隊員や一般参加者にも資材運搬を手伝っていただきました。芝生広場から鉢伏山鉄塔下までは、かなり距離があるので大助かりでした。
現地では、協議会の市民団体(箕面観光ボランテアガイド、清水谷をまもる会、箕面ナチュラリストクラブ、箕面自然調査会)の6名の他、国の職員(箕面森林ふれあい推進センター)も3名参加していただき、ネットの設置作業をしました。
今回の設置場所は、ヤマツツジが育っていたところですが、増えすぎたニホンジカに食べられてしまい、まわりは裸地化しており、わずかに残ったツツジも矮小化しています。
このまま、放置しておくと枯れてしまう恐れがあります。
箕面の森では、増えすぎたシカによる食害のために貴重な植生が損なわれるなど、森林生態系に大きな影響が出ていますが、林床の植生回復が見込めず、林床が裸地化してしまうと、大量に雨が降ったときに土壌が流出する恐れもあります。
シカによる食害防止対策にご理解とご協力をお願いします。