3月4日(金)、箕面国有林内/落合谷三叉路(木道沿い)2ヶ所に、植生保護ネット(小規模なパッチディフェンス)を設置しました。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会(代表:中野皓三さん/事務局:NPO山麓委員会)では、行政(国・府・市など)と多くの市民団体が連携して、ニホンジカの保護管理のために、捕獲による個体数管理や、糞塊調査・森林植生調査などのモニタリング調査、植生を守るためのネット設置など、さまざまな取り組みを行っています。
2月25日に引き続き、3月4日(金)に、市民団体8名(箕面観光ボランティアガイド、清水谷をまもる会・箕面ナチュラリストクラブ・箕面自然調査会・箕面の森観察会・NPO山麓委員会)と国の職員2名(箕面森林ふれあい推進センター)、府営箕面公園管理事務所の職員2名、計12名が参加して、落合谷の三叉路に植生保護ネット(小規模なパッチディフェンス)を設置しました。
設置場所は、滝道の落合谷から1時間位上がった三叉路、左に上がると箕面ゴルフ倶楽部方面、右に上がるとE2ポイントに行く地点です。
この日は、府営箕面公園管理事務所の職員も2名参加して、防鹿ネットの設置の仕方を実習していただきました。
後日、同協議会が提供した資材を使って、箕面公園内、修業の古場(左岸と右岸)の3ヶ所に設置の予定です。
箕面の森では、増えすぎたニホンジカによる食害のために貴重な植生が損なわれるなど、森林生態系に大きな影響が出ています。また、林床の植生回復が見込めず、林床が裸地化してしまうと、大量に雨が降ったときに土壌が流出する恐れもあります。
多くの市民の皆さまに、箕面の森の現状と増えすぎたシカの害について知っていただきたいと思います。ご理解とご協力をお願いします。