この春、箕面の山で自生するサクラ(ヤマザクラやエドヒガン)の植樹を行います。
明治の森箕面自然休養林管理運営協議会(代表:中野皓三・事務局:NPO山麓委員会)では、エキスポの森を中心に、ヤマザクラやエドヒガンの植樹を行っています。
サクラといえば、ソメイヨシノ(エドヒガンとオオシマザクラの交配種)を思い浮かべると思いますが、箕面の山には、たくさんの野生のサクラが自生しています。
エドヒガンは、ソメイヨシノと同様に、花は葉が出る前に咲きます。ガクの付け根のふくらみで見分けることができます。箕面の山では多く見られ、中でも、大日駐車場や杉の茶屋斜面のエドヒガンの群生地は、見ごたえがあり希少です。
ヤマザクラは、エドヒガンを追いかけるように、赤っぽい葉とともに花が咲きはじめます。才ヶ原や教学の森の他でも、大木を見つけることができます。
これら野生のサクラは、ソメイヨシノのように一斉に咲くことはなく、時期や葉の色が違っているなど、その木ごとに個性があります。(遺伝子の多様性)
今回、植樹を行うサクラは、箕面の山に自生するヤマザクラやエドヒガンの種子を採集して、府立園芸高校で苗木として育てていただいたものです。
種子の採集は、箕面森林ふれあい推進センター(林野庁・近畿中国森林管理局)やしおんじ山の会(山麓部で里山整備を行っている市民団体)に行っていただきました。
エキスポの森などの国有林の他に、山麓部の市有林や民有林7ヶ所に、3月ごろから計70本を植樹する予定です。
植樹する場所は、箕面の山麓部周辺に限りますが、植樹希望がありましたら、NPO山麓委員会事務局(高島)にメールでご連絡ください。E-Mail:yama-nami@yama-nami.net
残り10本位です。ご希望の方はお早めにご連絡をお願いします。無くなり次第、終了させていただきます。
→1月11日現在、予定数の70本を超えましたので、募集は終了させていただきます。ご了承をお願いします。
※植樹後の管理は必要ですが、シカ除けのネットは提供させていただく予定です。