「粟生高原自然歩道」の通行困難個所を、箕面マウンテンバイク友の会が修復整備を行いました。
以前より路肩が崩落して通行が危険だった「粟生高原自然歩道」の、素戔嗚尊神社(箕面市粟生間谷)から約1時間登った標高376m付近を、6月2日、普段より粟生高原自然歩道の整備を担っている「箕面マウンテンバイク友の会」のみなさんが、修復整備作業を行いました。
↓粟生高原自然歩道の地形図(破線がハイキング道)●を付けているところが、およその危険個所の位置です。
朝に降った大雨の影響で、足元がぬかるんでいる中での作業となりましたが、安全第一で行いました。
修復する道の長さは約40m。まず土留めに横木を置き、その上に山側を少し削りその土を盛っていきました。杭は購入したものもありますが、その場にある間伐材を活用しながら、できる限りその山の風景に馴染む様に作業を進めました。
1時間半の作業で、危険個所の修復は完了。ハイカーのみなさんにも、安心して通っていただける山道に修復できました。
また、粟生高原自然歩道への入り口付近も鬱蒼としており、入り口がわかりづらかったので草刈りと整備をしてスッキリとなりました。
(箕面マウンテンバイク友の会/中川)
追記:箕面マウンテンバイク友の会との「協働」の活動
粟生高原自然歩道は、比較的ハイカーも少ないことから、バウテンバイク友の会の皆さんが、安心・安全に注意しながら、マウンテンバイクの乗り入れを行っています。また、冬場には、地権者からの要請を受けて、素戔嗚尊神社(箕面市粟生間谷)周辺の民有林の森林整備を行ったり、ハイキング道の整備を行っています。
今回の粟生高原自然歩道のハイキング道は、市民から危険との通報を受けていました。(下のブログ参照)
粟生高原自然歩道/376mのピークより北のハイキング道、歩くのが非常に危険な状態になっています。十分に注意してください! | (1/17のブログyama-nami.net)
山麓委員会事務局は、市民からの通報を受けて、現地を確認して、「里道」であることから、本来の管理者である箕面市(道路管理室)に対応を求めましたが、山の中であることから、対応は困難との回答を受けました。
箕面市の回答を受けて、山麓委員会事務局は、現地でボランティア活動を行っている箕面マウンテンバイク友の会に声をかけて、今回の山道の整備を行っていただきました。
このように、公益的な課題があった場合でも、全てが行政が対応できるものではないことは現実ですので、日ごろから山を利用させていただいている市民の方が、市民ができる範囲の応急的な活動を行っていただくことも大切です。
市民や山林所有者、行政など、立場の違う三者が情報交換や意見交換を行いながら「協働」の活動を行うことが大切になっています。(山麓委員会事務局高島)