ハイキング道の安心・安全 「箕面の森の案内図」などの設置活動が終了しました。
みのお山麓ファンドの特別助成に採用された「箕面の森の案内図」の整備事業(明治の森箕面自然休養林管理運営協議会)、3月下旬までに全26ヶ所での設置を完了しました。
国や府、市が設置した山間・山麓部の大型の案内地図板、破損したり、地図情報が更新されていないものも多くあり、課題となっていました。
課題を受けて、協議会では、既存の構造物をそのまま活用することにより、費用の低減を図るとともに、軽量アルミ板の案内図を貼り付け、緊急ポイント、フィールドマナーも記載しました。
箕面の森を歩くハイカーの安心・安全に寄与することが期待されます。
箕面の森の案内図(26ヶ所)
自然研究路5ヶ所、政の茶屋園地内及び周辺2ヶ所、大日駐車場前1ヶ所、落合谷・ようらく台2ヶ所、しらみ地蔵の東1ヶ所、こもれびの森7ヶ所、教学の森7ヶ所
総事業費:1,600,000円、助成金額:1,261,190円
助成金で不足する金額は、匿名個人のご寄付により、設置させていただきました。多くのご寄付を賜りましてありがとうございました。
既存の「箕面の森の案内板」 58ヶ所に加えて、新たにハイキング道の多くの分岐点に「箕面の森の道標」を設置し、「緊急ポイント」を142ヶ所に拡大しました。
この「緊急ポイント」、箕面市消防本部と情報を共有しています。緊急ポイントのナンバーを伝えることにより、事故や事件発生時の迅速な対応が可能となります。
また、倒木や道の崩落など、自然災害が発生したときに、位置を伝える情報として活用することが可能です。
下記は26ヶ所の一部ですが、整備前と整備後の写真をご覧ください。
1(整備前)大日駐車場前:周辺には地図がなく、足元もぐらついていました。
➡(設置後)大日駐車場前:足元も補強しました。
2(整備前)ビジターセンター前、才ヶ原林道入口:不適切なシカの記述
➡(整備後)ビジターセンター前、才ヶ原林道入口:案内図に変更
3(整備前)自然研究路5号線:不適切な表示
千里丘陵が見えるとの表示ですが、森の遷移が進み、全く見えません。
➡(設置後)自然研究路5号線:案内図に変更
4(整備前)教学の森ハート広場:地図の破損など
➡(整備後)教学の森ハート広場:案内図を設置
5(整備前)教学の森東尾根:地図の破損
➡(整備後)教学の森東尾根:案内図を設置
6(整備前)教学の森小川口:地図の破損
➡(整備後)教学の森小川口:案内図を設置
7(整備前)教学の森平和台西口:地図の内容が古く破損
➡(整備後)教学の森平和台西口:案内図を設置
8(整備前)落合谷の北:左の部分が破損
➡(整備後)落合橋の北:案内図を設置
9(整備前)こもれびの森緊急ポイントB-9地点:緊急ポイントの表示がありませんでした。
➡(整備後)こもれびの森緊急ポイントB-9地点:案内図を設置
限られた財源の中で、ご寄付もいただきながら、整備を行いましたが、まだまだ課題も残っています。
また、設置しただけで終わるのではなく、引き続いてのメンテナンスも必要です。
協議会及びみのお山麓保全委員会として、引き続き、箕面の森の安心・安全のための活動を行っていくますので、ご協力をお願いします。