10月12日(土)第11回山林整備サポーター・ボランティア養成講座が行われました。
同講座は、山林整備を担うボランティアの養成を目的として、毎年、春と秋に実施され、今回で11回目となります。
今回の参加者は4名。午前9時45分に粟生外院皿池に集合した後、外院の実習林に場所を移して、午前中は、山林整備のボランティア団体「みのおフォレスターズ」や「箕面の森のきこり隊」で、山林整備サポーターとして活動されている井内張景さんを講師に座学が行われました。
〈現地の長いすを囲んで座学〉
座学でははじめに、もともと里山として古くから利用されてきた箕面山麓が、高度経済成長期の1950年後半からの燃料革命を契機に、利用されなくなって放置されてきた経緯や、近年、増えすぎているシカの獣害で山林荒廃に拍車をかけている現状についての説明がありました。続いて、具体的な整備の方法や安全作業のための基本的なノウハウについてのレクチャーを受けました。
午後からは、二組に分かれて、みのおフォレスターズのみなさんの指導で立木の伐倒や倒木整理など実習が行われました。
〈伐倒木の傾きや重心を確認〉
〈受け口、追い口を切って、目標方向に伐倒〉
伐倒から枝落とし、玉切りして、土留めのための筋置きといった一連の基本的な作業を行いました。
受講生のみなさんは、間伐により明るくすっきりした空間を見渡しながら、心地よい爽快感や達成感を体感された様子。
山林整備ボランティア作業は秋から冬が本番。今年度の活動も10月後半から始まります。本日、養成講座を受講していたみなさんには、ぜひ一緒にボランティア派遣活動に協力いただけることを期待しています。
受講生のみなさん、みのおフォレスターズのみなさん、ありがとうございました。