山林所有者に代わって山の手入れを行う山林整備サポート(ボランティア派遣)の活動を行っています。
四季折々に美しい市街地から望む箕面の「山なみ景観保全地区」、約80%は民有地です。(約350人の地権者が所有)
公益信託「みのお山麓保全ファンド」は、「山なみ景観保全地区」内に山林を所有している地権者が山林整備活動を行うことに対して、活動助成を行っています。(「自然緑地」指定への同意が前提。所有地1㎡あたり25円/最大25万円の助成)
助成を受けて、山林所有者に山の手入れを行っていただくのですが、「高齢になったので山に行けなくなってしまった」「遠くに住んでいるので山に行けない」など、さまざまな理由で山林整備ができない所有者もいます。
そこで、山林所有者から山林整備サポートの要請があれば、所有者に代わって山林整備を行うボランティアを派遣して、山の手入れの手伝いを行うサポート活動を行っています。「みのお里ぷら」などの活動団体や「みのお森の学校」の卒業生の皆さんのご協力をいただいています。
2014年度は、34件の山林所有者から要請があり、延べ300人のボランティアが山林整備活動を行いました。
2015年度は35件の要請があり、昨年11月から活動を行っています。昨年(11月12日~12月22日まで)は11件、延べ81人のボランティアが参加しました。
山林所有者による山林整備サポート(ボランティア派遣)の要請は、毎年少しずつ増えており、助成件数の半数近くになっています。
箕面の山麓部は急峻なところが多いのですが、滑落などの事故のないように注意しながら、危険木となる枯れ松の伐採や倒木の処理などを中心に、場所によっては竹の伐採、常緑樹の間伐、不法投棄ゴミの回収などを行っています。
近年は、増えすぎたシカの食害が多いことから、常緑樹についても、過度に間伐しないように注意しながら活動を行っています。
1月中旬から3月中旬までに、残り24件についても山の手入れを行う計画です。