箕面の里山伝統行事「まんどろ火祭り」が8月9日、盛大に行われました。
箕面の夏の伝統行事「第22回まんどろ火祭り」が、8月9日(土)、かやの中央かやの広場と千里川河川敷で行われ、「まんどろ(万燈籠)火ともせ!」の掛け声とともに、松明(たいまつ)や提灯をもった子どもたちが、千里川の河川敷を練り歩きました。
主催:まんどろ火祭り実行委員会 後援:箕面市、箕面市教育委員会、NPOみのお山麓保全委委員会
まんどろ火祭りは、お盆の送り火に愛宕信仰(火の神様)が習合した民俗行事で、かつては箕面の多くの村々で行われていました。昔は山の中腹にある愛宕神社で祝詞をあげて、松明をかざしながら、山を下りてきたといわれます。
かつて里山は、里人の日常生活や農業生産に深く関係してきました。人々は、里山との密接なつながりの中で、様々な民俗行事を通じて、自然の恵みに対する感謝や畏敬の念を育んできました。
ふるさと箕面の里山を守ることは、豊かな生態系を保全するだけでなく、地域文化や伝統の継承、さらには地域コミュニティの活性化にもつながります。