ナラ枯れ防止グループが、西江寺さんで「蟲供養」をさせていただきました。
1月29日(金)午前、西江寺(箕面駅から徒歩5分)さんで、昨年に引き続き3回目(3年目)になる「蟲供養」をさせていただきました。ご住職(小倉叡裕さん)にお経をあげていただき、7人のメンバーが順に焼香をしました。
読経が終わった後で、ご住職さんからいろいろなお話をお聞きしました。
「蟲供養」における「蟲」とは、いわゆる「虫」だけでなく「生き物すべて」を指しており、森羅万象(しんらばんしょう)を供養するという意味がこめられているそうです。
※森羅万象:天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象のこと。
(※西江寺さんには、蟲塚があり、毎年10月第一土日に「蟲供養万燈会」が行われます。)下の写真は「蟲塚」です。
箕面の山は、まちから近く、今は観光や行楽、健康のために利用されていますが、昔は「修行」の山でもあったそうです。(※西江寺さんや瀧安寺さんは、修験道の開祖といわれる役の行者(えんのぎょうじゃ)によって建立された根本道場といわれています。)
ナラ枯れ防止グループ(代表:竹田光廣さん)は、2009年に各地で被害が拡大し新聞やテレビで報道されたことから、箕面にも被害が発生するのではという危機感を持ち活動を始めました。箕面市など行政との「協働」で、できる限り被害の拡大を防止する活動を地道に行っています。
1年の初めに、心を新たにして、すがすがしい気持ちで、少しでも山や森の保全に役立つ活動を行う、そんな気持ちにしていただいた「蟲供養」でした。