大阪府による「森林環境税」による取り組みが、平成28年4月から始まります。
大阪府では、健全な森林を次世代に引き継ぐための新たな対策や財源のあり方について検討が進められていましたが、平成28年4月から「森林環境税」による取り組みがスタートすることになりました。
土砂災害防止、水源涵養機能など森林の持つ様々な公益的機能を保全し、自然災害から私たちの暮らしを守る取り組みや健全な森林を次世代につなぐ取組みが行われます。
※税額は年間300円、期間は平成28年度から31年度までの4年間
森林の持つ公益的な機能を保全することに「森林環境税」が使われることになりますが、箕面の山でも、近年、ナラ枯れ被害の拡大や増えすぎたシカによる食害など、さまざまな課題が発生しています。
倒木などにより森にギャップが出来、林床に日光が当たって、せっかく埋土種子が発芽しても、草や幼木がシカに食べられてしまいます。後継樹が育たず、下層植生が貧弱になると、土壌の流出につながってしまわないかということも心配されることの一つです。