カシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ」被害が増えています。
下の写真は、阪急箕面駅前のサンプラザ1号館から見た「ナラ枯れ」枯死木です。(8月4日の写真)
写真では分かりにくいと思いますが、8月なのに、樹木が赤茶色になっています。
実際に、箕面駅前から山を見上げていただくと分かります。教学の森から白島方面の見える範囲で、約50本の枯死木があると思われます。
平成26年度(2014年)、「ナラ枯れ」被害防止PT(座長:竹田光廣さん)が発見した箕面の山の「枯死木」は、7月28日現在で31本です。(4/30:2本、6月:5本、7月:24本)
同PTでは、7月に10人のボランティアスタッフが計41人/日の活動で計222本の被害木を確認しました。
箕面の山は急峻な地形により、遠くから見ても現場に確認に行くのに大変です。現場確認をして赤色のテープを巻いた木以外にも、阪急箕面駅前から見えるように多くの枯死木が発生しています。
過去の枯死木は、平成23年(2011年):19本、平成24年(2012年):32本、平成25年(2013年)は152本でした。
又、山間・山麓部だけでなく、関西電力の緑地(総合運動場など)や瀬川の森(神社林・瀬川北公園)、 為那都比古神社の樹林 、箕面東公園 、東生涯学習センター付近の民有林など、町なかにも被害が拡大しています。
下は為那都比古神社の枯死木です。
下は箕面東公園の枯死木です。
箕面では、市民ボランティアと努力と行政との協働により、被害の急拡大は一定程度、抑えられていましたが、今年は過去にないほどの多くの被害が発生しています。
下は、2012年7月の高槻市の航空写真です。紅葉の季節でもないのに、木が枯れたところが赤茶色になっています。箕面でも何もせずに放置しておくとこのようになると思われます。