「ナラ枯れ」被害防止のためのボランティア募集と講座の案内
市街地から望む山のみどりは、箕面のシンボルとして古くから「名勝・箕面山」や「山なみ景観保全地区」などの規制もあり守られてきました。
多くの市民は「四季折々に美しい山を次世代に残したい」と望んでいますが、その美しい景観が、カシノナガキクイムシ(カシナガ)による「ナラ枯れ」被害により危うくなっています。
このまま放置すると、他市の例のように「紅葉の季節でもないのに、山が赤茶色になっている」状態が何年も続くことになるでしょう。
箕面では、平成22年1本、23年124本、24年には318本(枯死木40本・穿入生存木278本)のナラ枯れ被害が発生しています。
枯死木は、冬場に伐倒し、地際まで玉切りをしてノコ目を入れて、薬剤を散布してくん蒸処理をします。
カシナガが入っていても、枯れていない生存木は、伐倒・くん蒸処理は行わず、カシナガが羽化して飛びだす前に、地際から粘着シートを巻いて、被害の拡大を防ぎます。
5月末までに、全てのカシナガ被害木(生存木)に粘着シートなどを巻く予定です。
箕面では、行政(国・府・市)と情報を共有化しながら、市民ボランティアが一定の役割を分担しながら、協働の仕組みで、被害防止に取り組んできました。
3・4・5月に、一緒に活動していただける市民ボランティアを募集しています。
【活動日】3月4日(月)・18日(月)、4月1日(月)・15日(月)、5月10日(金)・20日(月)
【集合】みのお市民活動センター
【時間】午前10時~午後2時ごろまで
【問い合わせ】NPO山麓委員会事務局/携帯:090-1133-3615
山に入って、粘着シートなどを巻く活動を行いますので、ぜひご参加をお願いします。
このような箕面での活動とは別途に、1月26日(土)に池田市で、「ナラ枯れの傾向と対策」、3月2日(土)に川西市で「ナラ枯れ防止対策実践セミナー」などの講座が開催されます。興味のある方はご参加ください。