箕面の森の守りびと誕生!!みのお森の学校 第20期生が修了式をむかえました。
昨年9月から始まったみのお森の学校は、6月15日(日)に無事最終日を迎えました。
20期の皆さんも、和気あいあいとした雰囲気で、熱心に受講されていた姿が印象に残っています。
最終の講義は、今日的課題として、中瀬校長による「自然科学的観点から」と、成瀬事務局長による「社会科学的観点から」でした。
生活様式の変化や温暖化によって、各地で深刻化しているシカやイノシシの害(箕面では特にシカの害が深刻)、ナラ枯れやマツ枯れ、果ては外来生物による樹木や果樹の害等、かつてはそれなりにバランスが保てていたものが崩れてきているようです。
解決する為の課題は多そうですが、この豊かな箕面の森を次代につなぐために、間伐材の手入れ、登山道の整備、自然休養林の保全等、資金面も含め、山林所有者、市民、行政の三者協同による取組みがなされています。
私も身近なことからコツコツと…取り組んでいこうと思いました。
講義の後、修了式が行われ、中瀬校長から一人一人に修了証書が手渡されました。
(皆さんの晴れ晴れした笑顔が素敵でした!(^^)!)
午後からはお茶とお菓子を頂きながら、この講座を振り返って印象に残ったこと等、感想を語り合いました。
森のセラピーでは、森林の効果を五感を通じて実感し、きこり体験では、切ったばかりのヒノキの香りの清々しい強さに驚き、木によって比重が違うことを知り、黒川では台場クヌギのウロに入り温もりを感じ、手入れの行き届いた里山の美しさに懐かしさを覚え…云々、実習を通じて日頃は体験できない貴重な体験ができたようです。
話が盛り上がってきたところで、箕面山で活動されている市民団体の紹介と、
「箕面の山パトロール隊」「箕面だんだんクラブ」「箕面森遊びの会」「しおんじ山の会」
「みのお森のセラピー」「箕面観光ボランティアガイド」「箕面の森のきこり隊」の代表の方々から活動の様子を伺うことが出来ました。
皆さん、話を聞いて次はどこで活動するか決まりましたか?
これからも「箕面の森の守り人」の一人として、この豊かで美しい自然を、次代を生きる子ども達に残せるよう、活動していって下さることを期待しています。