event_calendar-bannar

event_calendar-bannar

blog-bannar

blog-bannar

sidebar_visitor_03

sidebar_visitor_03

fund-bannar

fund-bannar

yamanaminewsletter_logo

山なみ通信

sidebar_minohdvd_logo_02

未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

sidebar_logo_yamafesta

sidebar_logo_yamafesta

【みのお森の学校20期】3回目 10月20日(日)「里山ってなんだ?」と「植物の様子を調べよう」を行いました。

箕面文化・交流センター北館 会議室2会場にて「里山学習の意義」について、続いて「里山の哺乳類など」の講義がありました。

前者では岩﨑講師による「里山の基礎知識を学ぶ」内容で身近な才ヶ原のため池、黒川の薪炭林、止々呂美の田園のスライド、白島を始めとする如意谷、粟生外院、宿久庄の荒廃風景など、種々の里山の具体的な特徴写真が印象に残りました。荒廃要因には燃料革命、化学肥料の使用増加、牛馬から農機具への変換、放棄地の増大(竹林・耐陰性常緑樹、人工林)、病害虫獣の出現による影響も甚大であったそうです。すなわち、マツ枯れ・ナラ枯れ、シカ害です。その他、午後の実習につながるきこり隊活動の実態に関しても触れられました。
特筆すべきは、自前のホウネンエビ動画、里山の昆虫類の展翅標本を会場に展示下さいました(なんと40年前の美しい標本までありました。)。

 

次に中瀬校長より「里山の生き物」哺乳類の仲間に限定した解説がありました。内容は豊富であり、個人的には貴重な満腹感を味わえました。わが国には約130種、その内固有種が約40種と多様かつ独特の哺乳類相が存在している。自前のスライドを始め、箕面山中に設置されたカメラの写真を披露され、分かりやすく、ウィットに富んだ内容でした。最近話題のクマ、かわいいヤマネ、シカによる被害など、16種類余りの哺乳類の多岐に亘る解説でした。哺乳類以外の興味深い解説もあり、両生類ではオオサンショウウオ、モリアオガエルなど5種の興味深い特徴のお話、また、アオダイショウからヤモリに至るまで7種類の爬虫類の解説は枚挙に暇がない程でした。

午後の実習では、こもれびの森において、現地の植生調査を行いました。

講師は箕面の森のきこり隊
森の学校の先輩たちです。
測高棒(樹高棒)の使い方、調査項目(樹種の同定・樹高・胸高直径・植被度)を学習し、二班に分かれて面積10mx10mの調査枠へ入りました(事前の縄張りと区枠内の樹木には番号がふられていました。) 。低木が少なく鬱蒼と薄暗く高木で覆われ、 ‘こもれびと言う’には程遠い印象を受けました。アラカシ、ヒサカキが多く、特にリョウブの幹にはシカの食べ跡が見られ痛々しい状態でした。最初は慣れないせいか、試行錯誤もありましたが、中盤より大幅にスピードアップされ、チーム内の担当者の入れ替えも要領よく行えました。

実習後、各人の気づいたことや感じたこと、考えたことを話し合いました。秋晴れで爽やかな日よりとなりましたが、気温が低く寒さを訴える人も数人いたようでした。帰路は望海展望台を経て桜広場→箕面駅で全員が無事帰宅しました。

 

サポーター19期片橋

カテゴリ:みのお森の学校

タグ:

投稿者:shitanishi

投稿日:2024年12月06日 11時間53分27秒