2022年1月16日、みのお森の学校第6回がスタートしました
午前中は永浜先生による「生物多様性〜違うってすばらしい〜」講義でしたまず歴史をさかのぼると この生物多様性という言葉を最初に提唱したのは、1987年昆虫学・社会生物学者のエドワード・オズボーン博士でその意味は「多くの種がつながりあいながら生きて生態系を構成すること」です。そして1992年にリオデジャネイロで開催された「地球環境サミット」では2つの国際条約「気候変動枠組条約」「生物多様性条約」ができました。
歴史的にはまだまだ浅いですが今地球環境の未来における危機感から急激に解決しないといけない問題になっています。
多様性には種の多様性、生態系の多様性、遺伝子の多様性と3つあり、それぞれにちゃんと存在価値、意味があると知って生物の奥深さを実感しました。そして4つの生態系サービス(サービスとは生き物が与えてくれるもの)が、供給、調整、文化、基盤といった人間とも深い関わりがあることを改めて知ると、生物界と人間界の関わり方がすごく大切だと分かりました
今の地球の状況は生物達が絶滅の危機にどんどん冒され、それが私達人間の起源で環境も生物多様性も劣化している…
国家戦略があっても私達1人1人でできることを真剣に考え、SDGSにものっとった協調社会が必要ですね。
午後からは箕面の山へ入って箕面の山パトロール隊の皆さんと大阪ボランティア団体さんとクリーンハイクをしながら動物観察カメラ確認へ。
箕面の山パトロール隊とはゴミ拾い清掃活動を中心にトレイル整備や動物観察カメラの管理等、様々な山の活動をされています。
ハイキングコースにゴミが少ないのはこういったボランティア団体さんが活動してくださっていることを実感し感謝に溢れた一日でした
教えて頂いた動物観察カメラも箕面の山には37ヶ所に設置されていることを知らなかった人も多く、外来生物なども調べて研究されていることに感心しました
生物界と人間界の深い繋がりを知り、自然とともに生きている私達に今日の講義もとても素晴らしい内容でした!ありがとうございました
生徒の皆さん、先生やサポーターさん、たくさん歩いてお疲れ様でした☆
文責:サポーター吉田麻祐