2018年【みのお森の学校】三回目11月18日(日)
3回目となる11/18 出鼻は挫かれましたがそれ以降は本日を含め今回まで天候もよく順調に開催されました。
秋晴れの箕面、駅周辺には紅葉狩り目当ての人たちがいざ我先にと滝道へ向かっていました。
午前中は「森のいろんな働きを知る」というテーマで私たちにとっての森の働きについての中瀬校長からの講義でした。
人工林の荒廃やここ数年の台風などの雨が及ぼす影響など現在の日本の森林の現状から将来どのような森へと変化していくべきかなど学びました。
“森であなたの左足(笑)の下には約5万匹もの土壌動物が!!”のお話の際には笑いと共に驚きの声が聞こえてきのが印象でした。
そのほか”フィトンチッド”、”NK細胞”など普段耳にしない言葉も飛び交いましたが受講生のみなさんは興味深く関心を持たれており、”日本は木の文化、欧米諸国は石の文化”という説明内であった、しめ縄やお箸の本来の意味のお話では大きくうなずく受講生もおられました。
午後からはタクシーを利用し箕面こもれびの森へ植生調査へ出かけました。
2班に分かれ事前に200本近い数にナンバリングされた樹木を調査します。
樹木名はもちろん、高さや直径、被度などを担当に分かれ調査や記載をし、実際にヘルメットを装着し行う本格的な調査実習となりました。
数ヶ所でナンバリングが雨で消えているアクシデントもありましたが慣れない手つきで始まった調査も数分すれば素晴らしくスムースに進んでき、山での実習がアッという間に終了しました。
実際に目で見で触れて、五感で覚える樹木の名前は連呼していくうちに自分たちの脳裏にやきつく印象があり、ヒサカキ、リョウブなどはもう忘れることはないでしょう(笑)
調査が終了し実習生の色々な感想などをシェアした後、箕面の紅葉を満喫しながら下山し、みなさん疲れの中にも充実した笑顔で帰って行かれました。
これからの講義、実習も今回同様アッという間に終わってしまいます。 そこでどうでしょう受講生のみなさん、山、自然、箕面に対して抱いた素朴な疑問、質問をもっとどんどんぶつけてきてください、中瀬校長がユーモアに溢れる解答をお返ししますよ!!
それではみなさん、お疲れ様でした!!
サポートスタッフ安田