人と自然の入門講座「みのお森の学校」【第10期】修了しました。
6月21日(日) いよいよ第10期「みのお森の学校」は最終日を迎えました。
午前中は箕面文化交流センター会議室で中瀬校長先生の講義。
テーマは「森や里山を取り巻く今日的課題(自然科学の観点から)」で、これまでの講座にも何度となく登場してきた「増えすぎたシカによる生態系への悪影響」、「ナラ枯れ・マツ枯れ被害の推移」や「従来の整備方法の是非」など、あらためて身近な里山を取り巻く問題についてでした。
これが最後という名残惜しさもあってか(?)、受講生のみなさんはいつも以上に真剣な視線を教壇に向けていました。引き続いてNPO山麓委員会高島事務局長が、山麓委員会の取り組みを説明するとともに、現在、箕面の山や森を舞台に環境保全やカルチャー活動をしている17の団体を紹介しました。「みなさんも、卒業後は是非、箕面の森の守り人になってほしい」と呼びかけて、すべての講義が終わりました。
午後からは修了式が行われました。全課程、述べ10日間20単位の7割以上の修了者は20名。一人の落第者もなく全員が修了し、うち7名が皆勤賞でした。(すばらしい!拍手!)中瀬校長から当日欠席の2名を除く18名に「修了証」が手渡され、皆勤賞者には記念のバッチが贈呈されました。
修了式の後、講師と修了生が一緒になって、お菓子とコーヒーで、9か月間を振り返り、学習成果を話し合いました。「森や山の歩き方が変わった。木や花や鳥や虫や・・・いろんなものに目が行くようになった」「炭焼き小屋など里山の風景がとても印象的だった」「ノコギリを使ったのは生れて初めてで、とてもいい経験になった」といった話や「森のセラピー体験、リラックス効果があるはずなのに、寒くて寒くて、血圧が上がっちゃった」といった笑い話もふくめ、修了生がそれぞれの思いを発表しました。
「講座があった日は家に帰ってから、その日一にちを想い出し、印象に残ったことをスケッチしていました」といって作品を披露してくれる人もいました。そして「始まったとき、ゴールは長いな、と思っていましたが、あっという間の9か月間でした。いい仲間ができました」という話にみんなが一同に頷き、最後に拍手で修了を祝いました。(文責・成瀬)
只今、今年度「みのお森の学校第11期」の募集しています。
開催日:2015年9月13日(日)~2016年6月19日
開催時間:10:00~15:00
受講料:10,000円※交通費 オプション料金は別途
定員:20名(受付順)
申込方法:メール又はFAX ホームページからお申し込みください。
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