10月26日(土)第1回目山林整備サポーター養成講座を行いました。
山林整備サポーター養成講座・ブログ原稿
10月26日(土)、箕面市粟生外院のヒノキ林で、山林整備サポーター養成講座を開催、6名の方が受講されました。
山林整備サポーターは、高齢や住まいが遠隔地であるため山の整備ができない所有者さんに代わって整備を行うボランティアの派遣制度で、昨年度が41件、今年度の要請件数は45件と、年々増加しています。そこで今回、初めて、サポーター養成講座の開催となりました。
指導講師は、箕面山麓部の山林整備団体の一つである「箕面の森のきこり隊」が担当しました。午前中は、箕面の山林の現状と山麓保全の意義、目的などについての講義が行われ、午後からは具体的な整備方法や安全に関する実技研修が行われました。
ヒノキの間伐実習では、「受け口」「追い口」の作り方と「ツル」を残した伐倒方法や、ロープ、滑車の使い方などについて講師の指導を仰ぎながら、受講者が交代しながらに数本の間伐を実践しました。20メートル近い高木が狙い通りの方向に倒れると、一斉にウォーという感嘆の声が上がりました。中には狙った方向からややずれて、隣木に「かかり木」となったものもありましたが、切り口近くにロープを巻いて全員の力をあわせて引っ張り落とすと、拍手がおこりました。
伐倒後は、樹木の間隔が広がり、光の差し込みが増して景観がすっきり。受講者のみなさんは、体を動かして木を伐ることの爽快感、仲間と力を合わせることの一体感とともに、山林整備の面白みや、やりがいを実感された模様でした。最後にサポーターとしての協力をお願いし、講座を終了しました。
(文責/成瀬)