2/19(土)41人のボランティアの皆さんに集まっていただき、彩都粟生南七丁目の斜面一帯に繁茂しているナルトサワギク約1,000kgを除去しました。
2月19日(土)午後からの雨に降られることもなく、午前10時から約2時間半、41人(プラス小学生4人)が集まり、人海戦術で、彩都粟生南七丁目の斜面一帯に繁茂しているナルトサワギク約1,000kgを除去しました。
急斜面の上部では、箕面マウンテンバイク友の会の若い皆さんが活躍してくれた他、箕面の山パトロール隊、箕面観光ボランティアガイド、箕面の森のきこり隊、みのお里ぷら、箕面ナチュラリストクラブ、アメリカオニアザミをなくす会など、多くの団体の皆さまが頑張ってくれました。
寒い中、本当にありがとうございました!
除去前の様子
除去後の様子
除去活動中
大量のナルトサワギク
2トンダンプへの積み込み
※ナルトサワギクは、特に生態系や家畜に被害を及ぼすために、外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。アフリカのマダガスカル原産であり、1年中、花を咲かせ、綿毛のある種子を飛ばすために、非常に繁殖力が強く、箕面でも東部の彩都周辺を中心に、急速に分布域を拡大しています。
※明治の森箕面国定公園内でも生育が確認されており、これ以上、ナルトサワギクの生息域が広がらないように、出来る限り抑制するために除去活動を行いましたが、本来は早期に発見して、早期に除去すべき特定外来種です。
今回、大量に除去しましたが、埋土種子は大量に残っており、短期間での根絶は困難であり、抑制するための活動も数年に渉って継続する必要があるでしょう。
※現地は、シカが頻繁に侵入しており、春から秋にかけては、シカがダニを媒介するために、除去活動は困難です。シカ対策を講じない限り、冬季の除去活動になると考えられます。
対策実施が遅れるほど、除去作業が大変となります。
多くの市民の目で、特定外来生物が侵入した初期に、情報を共有して、行政を含めた市民全体で早期に対策を実施することがポイントです。