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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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3月13日(日)「こもれびの森」で、今年で3年目になる植樹活動を行いました。ヤマザクラやミツマタの他、エノキなどを植樹しました。

「こもれびの森」は、「生活環境保全林」に指定されており、森林整備により市民に憩いの場を提供する機能を高めるとともに、土砂災害の危険を低減する機能の向上が求められています。
2020年にはイロハモミジ53本、どんぐりがなる木30本を植樹、2021年はツツジ50本、ヤマザクラ50本、ムラサキシキブ37本、ガマズミ・カマツカ各24本など花の咲く木の他、コナラ60本を植樹しました。
昨年3月に植樹したヤマザクラ50本、増えすぎたシカの害などにより、24本が枯れてしまいました。
今年は、再度、公益財団法人日本さくらの会「宝くじ桜」事業でヤマザクラ50本の寄贈を受けて、金柵内に26本、ハイキング道沿いに24本を植栽しました。

金柵内に植栽したヤマザクラ


ハイキング道沿いのヤマザクラには、単木用の防鹿ネットを購入して、しっかりと取り付けました。


ハイキング道沿いは、シカによる食害が激しく、シカが好きな木は全て食べられてしまうために、今年はヤマザクラ以外に、シカが嫌いな樹木であるミツマタを50本、園芸業者に委託して植栽してもらいました。
ミツマタには、防鹿ネットを取り付けずに経過観察を行っていきます。

園芸業者に委託した計100本の他、今年も住友ゴム工業さまから、無償でヤマザクラ13本、エノキ10本、タニウツギ・ヤブムラサキ各3本、計29本の提供を受けて植樹しました。
○住友ゴム工業さまからの寄贈、車に積み込んでの搬入

午前10時集まってもらい5つのチームに分かれて活動しました。

○ヤマザクラ24本に単木用の防鹿ネットを設置

防鹿ネットや支柱などの資材

支柱の設置

防鹿ネットの設置

○Aネット(風呂谷へ下るハイキング道沿い)のエノキ7本、タニウツギ3本を植樹
昨年植樹したコナラの苗木周辺の下刈り

エノキの苗木

タニウツギの苗木

○Aネット(モミジが枯れた後)にヤマザクラ6本を植樹


Aネットから雲隣展望台へ向かうハイキング道の整備


○緊急ポイントB9下の防鹿ネットの中にヤマザクラ5本を植樹


○Bネット金柵の中に、ヤマザクラ2本、ヤブムラサキ3本、エノキ3本を植樹


植樹した苗木には、ボランティアの皆さんにお持ちいただいた2ℓのペットボトルで、たっぷりと水やりをしました。


午前中に活動を終わり、最後に箕面市公園緑地室からご挨拶をいただき、この日の活動を終了しました。


植樹した木が大きくなるのは何年も先ですが、数年後に花が咲くのかとても楽しみです。
参加していただいた団体は、山麓保全委員会の他、箕面の森のきこり隊15名、箕面の山パトロール隊9名、箕面ナチュラリストクラブ5名、箕面マウンテンバイク友の会4名、みのお里ぷら4名、箕面生きもの会議3名、音羽山荘2名の他、箕面市公園緑地室など計48名のご参加をいただきました。
植樹に適した季節は3月です。来年もこの時期に植樹を行う予定です。
「こもれびの森」が市民に親しまれ、森の機能が活かされた森になるよう、多くの皆さまのご支援をお願いします。

植樹した苗木(129本)の内訳

①ヤマザクラ:50本+13本、②ミツマタ:50本、③エノキ:10本

④タニウツギ:3本、⑤ヤブムラサキ:3本

「こもれびの森」の植樹及び管理に関わる収支実績

【支出】1,173千円

①業者への植栽委託費:937千円、②防鹿ネット・支柱などの資材費:236千円

【収入】1,173千円

①宮崎記念基金からの助成金:500千円、②寄付金収入:673千円

植栽にかかわる委託費用や防鹿ネットの購入など、植樹を行うためには費用が必要です。今回の「こもれびの森」の植樹活動にかかわる資金は、山麓保全委員会への寄付金と夢&環境等支援宮崎記念基金さま助成をしていただいた50万円を活用させていただきました。
引き続き、山麓保全委員会への募金や「もれびの森」での植樹活動にご支援ご協力をお願いします。