箕面ビジターセンターで「箕面川ダム見学ツアー」を開催しました。
11月8日(土)秋晴れの中、箕面ビジターセンターの特別企画として「箕面川ダム見学ツアー」を開催しました。ダム周辺の自然や景観を楽しみながら、普段立ち入ることのできないダムの中の施設まで見せてもらおうという企画です。
14人のお客様(遠く静岡や名古屋から来られたマニアの方も)とダムを管理する大阪府の職員などがビジターセンターの駐車場に集まって挨拶した後、今日のスケジュールや箕面川ダム建設の背景などについて、ビジターセンターの自然解説員が説明しました。
※箕面川流域は急峻な地形であり、箕面公園としての景勝地である一方、台風による水害などの自然災害が頻発していました。昭和42年(1967年)には北摂豪雨と呼ばれた大水害が発生、それを契機として箕面川ダムの建設計画が始まり、昭和58年(1983年)に完成しました。


ビジターセンターからは美しいロックフィルダムの石積みを見ながらゆっくり歩いても20分でダム湖畔に着きます。
まずは取水塔に通じるゲートを開いていただき湖面近くまで下りていきました。湖から美しい紅葉を見上げて、ダム職員から説明を聞き、クイズに答えながら知識を深めていきます。ドローンで上空より集合写真を撮っていただきました。


その後、管理所に移動して、職員からダムの構造を詳しく教えていただきましたが、さすがダムマニアからは専門的な質問が飛び出します。ベランダに出て眼下に広がるダム湖の景観を堪能した後はいよいよダム監査廊の見学です。さすがにここは防犯上の観点から写真撮影は禁止です。

配られたヘルメットをしっかりと締め、ヘッドライトも点灯して、長い階段を一歩ずつ慎重に下りていきました。高低差50メートルの階段ですから相当な段数です。途中には検査用の通路がありずっと向こうまで続いており、声がコダマになって帰ってきます。壁のところどころには染み出た水の石灰分でしょうか鍾乳石のように固まっていました。下まで降りて長い通路をどんどん歩き、突き当たると今度は行きと反対、上り階段です。じとっとして温度も低いはずですが、はあはあ汗だくになって登りました。
上について扉があけられるとそこはビジターセンターからダムに出る入り口の石碑のある所でした。管理事務所の横から降りましたので、ちょうど堰堤の真下をこちらまで歩いてきたことになります。
ここから最初に集合したビジターセンターまで10分ほどで到着です。今日は皆さん大満足、府の職員の方からのアンケートに答えていただいたところに、ドローンで撮った集合写真が配られ、また歓声が上がりました。今日は本当にお疲れさまでした。











