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愉快な森の仲間たち森のお友達かぶとむし

箕面ビジターセンターで、「箕面川ダム周遊自然観察ツアー『黄色い花を見つけよう』」のイベントを開催しました

4月21日（日曜日）箕面ビジターセンターでは、春の自然観察ツアー「箕面川ダム周遊　黄色い花を見つけよう！」のイベントを開催しました。あいにくの小雨の日となりましたが、自然観察に熱心な方々の参加をいただき予定どおり行いました。
午前10時スタート。自然研究路３号よりダムを目指しました。入口ではフデリンドウが青色の花を上向きに付けていました。ムラサキケマン（薄紫）、ニガイチゴ（白）の花、地面ではヤブツバキの落花（赤）を観察しながら山道を上がり、さらにコケとシダにおおわれた森を進むと、ダム湖がパッと開けます。

遠望からダムと森を見渡すと、針葉樹の濃い緑、広葉樹の薄緑、ピンク色の木々の蕾など春らしい景色が広がっていました。山緑の間にポッポッと白いかたまりに見えるのはヤマザクラの花残りでした。

長谷橋へ向かう途中、フェンスに絡まるアケビの花がちょうど満開で、白と紫のコントラストがきれいでした。

長谷橋から箕面林道へ入ります。ウワミズザクラが満開、ヤブサンザシの蕾（黄緑色）やシダのなかまのチャセンシダの群生を観察。湖面を見ると、静寂の中にも水鳥の気配が。カルガモ、カワウ、カイツブリが佇んでいました。突然、白っぽい大きな鳥が飛び去って行くのを発見。タカの仲間のミサゴのようでした。

林道の平坦な道を進むと、やっと黄色の花、セイヨウタンポポやヘビイチゴをはじめ、他にもいろいろ野草が見つかりました。タチツボスミレ、ハクサンハタザオ、ムラサキケマンなど。箕面林道中間点を過ぎると、野鳥の声がいっそう響きます。夏鳥で飛来してきたセンダイムシクイ、その他、繁殖シーズンに入ったウグイス、コゲラ、メジロ、ヤマガラ、アオゲラ、ヒヨドリ、ホオジロなど入れ替わり立ち代わりさえずり、競い合って鳴いているように感じました。

小さな渓流沿いでは、雨を待っていたかのようにカエルの声、シュレーゲルアオガエルの合唱でした。かおり橋に到着。この辺も身近な野草でいっぱいです。カキドウシ（薄紫）、キュウリグサ（青）、キランソウ（紫）、カラスノエンドウ（黄）、タンポポ（黄）、ヒメオドリコソウ（ピンク）。

木道を通って帰途、黄色の花をつけたクロモジの木を観察。ダムを一周してまた林に入ると、シロバナウンゼンツツジ（白花雲仙躑躅）の白い清楚な姿に出会えました。

今日は終始、小雨の中でしたが、自然の中でいろんな発見があり、また、しっかり歩き、無事に時間どおり回りきることができ、楽しさと達成感いっぱいの観察会でした。