特別天然記念物オオサンショウウオが生息している箕面川に特定外来生物ウシガエルが生息していることが分かりました。ウシガエルを捕食しようとしているオオサンショウウオの動画をご確認ください!
箕面川には特別天然記念物オオサンショウウオが約200頭生息しており、全て固有種と考えられており、外来種及び混血種は確認されていません。
駅から近い立地にも関わらず、貴重な自然が保たれており、オオサンショウウオなどの絶滅危惧種が生息しているのですが、一方で、そのような生物多様性を損なう危険性のある「特定外来生物」も生息していることが分かりました。
下の動画は、オオサンショウウオが大型のカエルをくわえて捕食しようとしている様子です。お腹に黒いまだら模様が見られることから、特定外来生物であるウシガエルだと思われます。
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ウシガエルは、肉食性で、口に入る大きさであればほとんどの動物、貴重な他のカエルなどを食べるため、「特定外来生物」に指定されています。
箕面川には、オオサンショウウオやカジカガエルなど貴重な両生類が生息しています。
箕面のため池などで繁殖しているウシガエルが箕面川にも生息域を広げてしまうと貴重な両生類などを捕食してしまうかもしれないため、ウシガエルの繁殖が進まないように注意する必要があるでしょう。
一方で、オオサンショウウオは肉食です!
もし、オオサンショウウオを見つけても、絶対にさわらないでください!
勝手にさわったり、動かしたりすることは禁じられています。
顔の前に手をだすと鋭い歯でかみつかれてけがをする恐れがあります。
箕面川でオオサンショウウオを見つけても、さわらずに、そのまま静かに見守ってください。
動画は箕面ビジターセンター自然解説員から提供していただきました。
(山麓委員会事務局高島)