ビジターセンターで「冬越しの昆虫を見つけよう!」を開催しました
2月20日の日曜日、ビジターセンターの気温は低く、雪のちらつくあいにくの空模様でしたが、昆虫が大好きな2家族の参加で「冬越しの昆虫を見つけよう!」を行いました。受付で手の消毒、マスク着用の確認、検温をし、最初に大きな声を出さない、密にならないなどをお願いしてから本題に入りました。
まず、冬になるとなぜ昆虫はいなくなるのか?昆虫たちはどこへ行くのか?どんな姿でいるのか?また探し方などについてお話しました。早く外へ行きたい子どもたちにも考えてもらいながら冬越しの昆虫についての解説をし、いよいよ虫探しです。
最初に展示室の床下物置で冬越しをしているカメムシを見てもらいました。さすがは昆虫大好きな子どもたち、たくさんのカメムシを見て大喜びしながら平気で手にとっていました。モミジ広場への途中では赤い実の残るヤブタチバナの葉でクモの卵のうを見ることができました。モミジ広場ではヒマラヤスギに巻いていた菰(こも)を開くとカメムシ、クモの子、ゴキブリの子、ヤスデなどが観察できました。
次にエノキの根本ではチョウ類の幼虫を期待しながら落葉の下を探すが残念ながら成果はなしでした。エノキに巻いてある菰に期待をして開いて見ると菰の色とよく似た色の小さい幼虫が次々と目にはいる。背中の突起を数えてオオムラサキであることに親子で喜び合いました。だんだん探す要領も分かりかけてきたところでしたが、雪が激しくなってきて建物内へ移動しました。雨予報のため朽木は前もって室内に運び入れていたので、講義室前の屋根の下で朽木の中の昆虫探しを行いました。危険な朽木割りなどはこちらで行い、子どもたちは手の汚などはまったく気にすることなく朽木ほじくりに熱中。準備しておいた4本の丸太はすべて探し尽くしてもまだもの足りなさそうな様子が見られました。
今回観察できた冬越しの昆虫は、カメムシ(クサギ、エサキモンキツノ)が多数・オオムラサキの幼虫12・コメツキムシ3・ゴミムシ2・キイロスズメバチ1・ムカデ6・ヤスデ1・クモの子多数・カタツムリ1・キセルガイ1・クチキムシ1・クモの卵のう1・など。
去年はコロナ感染拡大により、やむを得ず中止した冬越しの昆虫の観察会。2年ぶりの開催を楽しみにされていた参加者より「昨年は残念だったが、今年は実施していただき参加出来て良かったです」の声をいただきました。
ビジターセンターではさまざまなイベントを開催しています。
すでに満席のものも多数ありますが、現在申し込み受け付け中のイベントを紹介します。感染対策で定員を減らしていることもあり、早めのお申込みをおすすめします!
■2月27日(日)・3月27日(日) 山さわやか山を学んでノルディックウォーキング
日 時 :2月27日(日)3月27日(日)
午前10:00~12:00ごろ*小雨決行(警報発令時は中止)
集 合 :箕面ビジターセンター案内所前 9:50
参加費 :300円(ポール貸し出し代、保険料など)
申し込み:定員10名 ※事前予約が必要
ホームページ 「お申込フォーム」に人数 作品数 希望時間など必要事項を入力してお申込み下さい。
■3月13日(日)森の自然工作教室
日 時 :3月13日(日 )*雨天決行(警報発表の時は中止)
A 12:30~13:20
B 13:30~14:20
場 所 :箕面ビジターセンター講義室(図書室)
参加費 :100円/1作品(材料費、保険料等)・保護者同伴
申し込み:定員各回 親子で15名 ※事前予約が必要
ホームページ 「お申込フォーム」に人数 作品数 希望時間など必要事項を入力してお申込み下さい。