ビジターセンターで「駅から箕面の山ハイキング」を開催しました
11月21日の日曜日、秋晴れで暖かい日よりの下、本年3回目の「駅から箕面の山ハイキング」が行いました。本日のコースは西江寺~聖天展望台~才が原林道~ビジターセンターで、紅葉の下、植物・野鳥など、この季節の生き物に触れながら歩こうというイベントです。豊中、池田、箕面などから、山好きの方7名が集いました。
箕面駅に9:30集合。検温、消毒を行い出発。西江寺さんのお庭は、隠れた紅葉の名所で、イロハモミジ、ハウチワカエデ、イチギョウジモミジなどが青空に映え、素晴らしい風情でした。参道を上っていくと、スズメウリの緑白な実を発見しました。(これは珍しい!)さらにムクロジの黒い実、オガタマノキの実が落ちていました。山裾には、コバノミツバツツジ、モチツツジの花、この季節には普通見られない”返り咲き”が見られました。サルトリイバラ、カナメモチ、ソヨゴなど、赤い実もいろいろありました。コウヤボウキの白い花が咲いていました。今の季節、貴重な花です。
聖天展望台からさらに上がり、才ヶ原林道を目指します。アオツヅラフジの青い実、ヒサカキの黒い実、ナツハゼの黒い実とアズキナシの赤い実が下がっており、試食し味比べしてみました。道脇の草茎でオオカマキリの卵のう発見しました。
続いて、才が原林道に入りました。小庭にあるミツマタ(三つ叉)とムラサキシキブの赤い実を観察、名前の由来を目で確認しました。センダンの実がたわわに下がり。ナンキンハゼの深紅の紅葉と白い実のコントラストもきれいでした。林道の途中、切り開かれた土手から前方の山並みを見渡しました。180度パノラマの紅葉の眺望でした。ここはビューポイントです。さらに、林道を進むと、青空に透き通ったコシアブラの黄葉でした、ウリハダカエデの紅・黄の入り混じった葉、カマツカの黄葉と赤い実、ヤマウルシの紅葉、クサギの紫の実、シロダモの赤い実、マムシグサの赤い集合果など秋ならではの風情でした。野鳥も渡り鳥のジョウビタキやヤマガラ、メジロなどの声も聞こえてきました。
こもれびの森下からは下り道です。眼下に所々モミジの紅葉、常緑樹の緑、木々の黄葉が織りなし、正に素晴らしい秋色の景色でした。「ここは穴場!! 」と声が上がりました。
今日は気持ちの良い秋の一日、自然解説員の丁寧な説明とともに、たくさんの紅葉や黄葉、赤、黒に色付いた木の実に触れ、箕面山の秋を堪能し、楽しく過ごした観察会の一日でした。
ビジターセンターでは他にも楽しいイベントを開催しています。12月も多くのイベントを開催しますが、すでに満席のものが出てきています。まだ申込可能なイベントを紹介します。コロナ感染対策で人数を制限して開催していますので、お早めにお申し込みください!
■12月19日(日) 山粧う 山を学んでノルディックウォーキング
初めての人でも簡単です!!
自然解説員が秋の山の楽しみをお話します。
インストラクターと一緒にポールを使ってノルディックウォーキング!
自然をより楽しめる!
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日時:12月19日(日)午前10:00~12:00ごろ
集 合 :箕面ビジターセンター案内所前 9:50
参加費 :300円(ポール貸し出し代、保険料など)
申し込み:定員10名
ホームページ 「お申込フォーム」に人数 作品数 希望時間など必要事項を入力してお申込み下さい。