箕面でも発見されました。特定外来生物「ナルトサワギク」にご注意ください!
箕面で生息している特定外来生物(植物)としては、「オオキンケイギク」が知られていますが、新たに「ナルトサワギク」が「こもれびの森」で発見されました。
5月25日に「こもれびの森」で発見した写真(↓)
こもれびの森では植樹したヤマザクラの苗木50本の全てが、シカの食害の被害を受けており、単木用のネットの補修を5月25日に3名で行いましたが、その際に「ナルトサワギク」を発見しました。
〇ナルトサワギク
原産地:アフリカ(マダガスカル)原産
1976年に徳島県で初めて発見され、埋め立て地の緑化にために使われた資材に交じって日本に侵入したとされています。
〇特徴
多くは道路の法面や荒れ地など、やや乾燥した場所を好むようです。
1年を通じて、1円玉大(直径2から2.5㎝)の黄色い花を咲かせて、綿毛のあるタンポポのような種を飛ばします。
〇生態系に与える影響
1年中、開花・結実するために、非常に繫殖力が強く、急速に分布を拡大して、一帯が「ナルトサワギク」に覆われてしまい、植生が単一化してしまいます。
また、草食動物等に有害なアルカロイドの一種を含んでおり有害です。
〇駆除
特定外来生物は法律による生きたまま移動したり、保管することが禁止されています。
ナルトサワギクを根本から引き抜き、飛び散らないようにビニール袋等に入れ、密閉した状態で日当たりのよい場所等に数日間置き、草が枯れたり腐ったりしてからゴミ収集にだしてください。
外来種(植物)にご注意ください/箕面市 (minoh.lg.jp)
オオキンケイギク
明治の森箕面国定公園のドライブウェイ沿い/写真:2021.5.28