ビジターセンターで「森を歩いて野鳥を観察しよう! 」を開催しました。
5月26日、箕面ビジターセンターからこもれび展望所までゆっくり歩きながら、野鳥や生き物を観察するイベントを開催しました。
当日は薄曇りで、強い日差しもなく、観察日和でした。野草園で今が見頃のミヤコワスレ、オカタツナミソウを見てもらいながら受付をしました。大人10名、子供3名の参加がありました。
まだ出発前の説明や、水分補給などをお願いしている時、突然すぐ近くで鳥のさえずりが聞こえました。みんながいっせいに見上げるとすぐ目の前の電線に止まっているセンダイムシクイがさかんに鳴いている姿を間近に見ることができました。一気にアイスブレークができたような雰囲気となりました。
ダム放水トンネル方面に向かう途中ではヒヨドリ、ヤマガラの声は聞かれたましたが姿はみられず。放水トンネルを出た所で水浴中の2羽のキセキレイを、やや遠目より観察しました。
モミジ広場ではみんなで目当てのオオルリ探しをしましたが鳴き声も聞かれまんでした。見られたのはハシブトカラスのみ。残念!
川筋を歩いたあと才ヶ原林道へ向かいます。林道に入って直ぐオオルリの鳴き声が聞こえたのでみんなで耳を澄ませて探しました。
もう木の葉はしっかりと茂ってきており梢の間を飛び交う鳥を探すのが難しくなってきたようです。森の中では、姿はなかなか見せてくれないが鳥たちのいろいろな鳴き声が聞こえてきてとてもにぎやかです。鳴き方、聞こえ方についての話を聞きながら姿を求めて歩きました。
鳥を探しながら歩く林道にはいろいろな花が咲いていました。樹木の花も楽しみました。新緑に映えるエゴノキの白い花やタニウツギの花がとてもきれいでした。
子供達はマメツダの栄養葉を折り曲げて折れる時の“プッチン”音が気にいったようで何度もくりかえして楽しんでいたようです。
花盛りのエゴの木では「オトシブミ」 がつくられていました。1個いただいて皆さんに手に取って見てもらいました。出来具合の見事さに驚いたり感心したりしていました。
子供が地面を歩行しているコガネムシを見つけて手に取って ”これ何?“と虫を眺めながら“コガネムシ”であること、腐ったものを食べる、動物の糞を食べることなどについて話をしました。
姿は見られないがキビタキとメジロの競演が聞かれた。みなさん声の方を眺めながらしばらく立ち止って聞き入る。
観察できた花
ウツギ、タニウツギ、ツクバネウツギ、ミズキ、ツルニチニチソウ、エゴノキ、ホウノキ
観察できた鳥
イカル、カワラヒワ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、アオゲラ、コゲラ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトカラス、など
多くの鳥を観察することができましたが姿を見せてくれても忙しく飛びまわるのがほとんどであった。それでも虫を銜えて飛ぶオオルリを見ることが出来た人もいたようです。
箕面ビジターセンターでは家族で楽しめるイベントを企画しています!ぜひご参加ください。
カテゴリ:イベント情報,箕面ビジターセンター
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投稿者:Kondo
投稿日:2019年05月31日 18時間56分59秒