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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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箕面ビジターセンターで「川の中の生き物の観察」を開催しました!

ゴールデンウィークの2日目、やや肌寒さの感じられる日でしたが、ビジターセンターを訪れる人は多かったです。川の中の生き物観察には、大人17人、子ども18人の参加があり、賑わいました。

まず、もみじ広場で、どのような生き物がいるか、どのような所にいるか、用具の使い方は、など採集の仕方について説明し、川の中での転倒などが無いよう安全にかかわる注意事項をお話しました。

その後、早速、順番に川へ入ってもらいました。川に入った子供たちは上流、下流へと散らばり採集に取り掛かっていました。水温は12℃しかなかったのですが、冷たさも気にせず「いたいた」「コレなーに?」「とれたー」などといろいろな声が賑やかに飛び交いはじめました。

川に入る前まではうまく採ってくれるだろうかとやや心配もありましたがまったく無用で、すぐに石の下や溜りの葉の中から次々と探し出して採れるようになりました。カゲロウ、トビケラ、カワゲラ、ヤゴ、カエル、魚、サワガニ、クモ、などいろいろものがたくさん採れました。

そろそろ上がろうか? の呼びかけにも子供たちはもっともっと採集したそうで、もう上がるの?の声もきこえてきたようです。川遊びがほんとうに楽しいようでした。

採集の次は採ってきたものを種類ごとにトレーに分けました。はじめはよくわからないものもたくさんありましたがトレーの名札とすでに入っている幼虫を見比べながら、これは3本だからカゲロウ、これは2本だからカワラゲと言いながら、みんなで仲間わけができました。トビケラの巣もありました。クモも採れてました。分ける作業が終わったところで子供たちにトレーの中を数えてもらいました。

■採れた種類と数量
カワゲラの仲間  74
サワガニ      5
トビケラの仲間  53
カゲロウの仲間  54
ヨコエビ     36
ヤゴ(サナエトンボ)   2
カワヨシノボリ   5
ヤマアカガエル   1
クモ        1

ヤマアカガエル

トビケラの巣

続いて、仲間わけした「トレイの中の生き物」を観察しました。昆虫の幼虫にも足が6本あるのを確かめました。サワガニのオス・メスを見分けられるようになりました。カエルもつかんでみました。

採集できた種類とその数から何が分かるかパネルを見ながら、また解説員の話を聞きながら、みんなで考えてみました。きれいな水に住む生き物がたくさん採れていたことからこの川の水がきれいなことが分かりました。そして解説員からのきれいな水を保つためには何が必要ですかの問いかけにも「木があるから、とか川に石がたくさんあるから」など子供なりに考えて答えてくれました。

またパネルを使って「良い森の姿」と「良くない森の姿」を比べてもらいその違いをみんなで話し合いました。そして「森と川と生き物はみんな友達」と言うことに大人も子供もうなずいてくれたようです。まとめが終わったところで子供たちといっしょに生き物を川へ戻してやり観察会は終了しました。

「次回はいつですか」のお尋ねもありました。「明日から田舎へ行き川遊びをしてきます」と話すお母さんも。やや肌寒さのする天候にもかかわらず大勢の参加者があり、みんなとても楽しんでおられるように見受けられました。特に子供達は楽しんでいたようでした。

箕面ビジターセンターでは家族で楽しめるイベントを企画しています!ぜひご参加ください。
※次回の川の中の生き物観察は8月12日、25日に予定しています。
■5月5日(日)モリアオガエルの冒険のお話
■5月12日(日)6月9日(日) 森の自然工作教室
■5月26日(日) 森を歩いて野鳥を観察しよう!

カテゴリ:イベント情報,箕面ビジターセンター

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投稿者:Kondo

投稿日:2019年05月01日 11時間10分18秒