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山なみ通信

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未来につなぐ森づくり #箕面の森の守りびと

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ビジターセンターで「冬越しの昆虫を見つけよう!」を開催しました

少しずつ春の足音が聞こえてくるような、やわらかな日差しが感じられる良い観察日よりとなりました。ビジターセンターの冬の恒例イベント、「冬越しの昆虫を見つけよう!」の観察会を2月17日(日)に実施しました。昆虫好きの子供達と家族21名が集いました。

昆虫はどんな所で、どのように冬をすごしている? 昆虫は決められた姿(卵、幼虫、さなぎ、成虫)で冬を越す・・・など説明を聴いた後、いよいよ昆虫探しに園地周辺へ向かいました。

まず、ヒマラヤスギの幹に巻いた菰(こも)外しです。菰を取り囲んでみんなの目が釘付け。ですが・・・いっぱいいるのはクモの子供で、他はあまりいない。少し期待外れ、と思っていたら、薄茶色の背の真ん中に黄色のハートがトレードマークの、人気のカメムシ“エサキモンキツノカメムシ”の子供が現れた。皆さんいっせいにカメラに収めていました。他にはサシガメやゴミムシの仲間も見つかりました。

次にエノキの木の菰に向かいました。子供たちが1cmほどの小さな幼虫を見つけました。わらの隙間でじっとしている濃い灰色の物体、背に突起があります。エノキの落ち葉にもくっついていました。みんなで突起の数を確認。3対の突起の“ゴマダラチョウ”が四匹、エノキを食べて育つチョウの幼虫でした。今年は多い!

続いて、クヌギの木の菰に向かいました。ここでも多いのはクモ、そしてカタツムリの赤ちゃん。子供たちが、菰の割れ目で濃い灰色で変なゼリー状の物体を四か所発見。これが世にいう“クヌギカメムシの卵のう“でした。ゼリー状の中に卵がいっぱい、ふ化する時、これが栄養になるそうです。珍しい、今日のヒット!

最後に朽ち木にすむ昆虫探しに向かいました。朽ち木はキノコに分解され、昆虫の餌や棲みかとなり生き物にとって貴重な資源です。みんな好みの道具を手に、木の中を探しました。

木の中でじっとと佇んでいる黒い虫がいろいろ現れてきました。一番多いのは、山にすむオオゴキブリの親子、愛嬌があります。

他にはコメツキムシ、ゴミムシ、キマワリ、ムカデ、ヤスデ、そして カミキリムシの大きな幼虫が見つかりました。カミキリムシの棲み家の坑道には、背後に黄色い糞がふかふかに残っている。面白い、今日のハイライト!

家族での楽しい時間はあっという間にすぎました。 虫たちは厳しい冬を、できるだけエネルギー使わず、じっと耐え春を待ちわびています。今日の観察会は、冬、日ごろ目にしない虫の姿に触れ、さらに虫好きになってほしいと願い終わりました。

ビジターセンターは3月もたくさん楽しいイベントを開催しています。
ぜひ、ご参加ください!
※詳細はチラシをクリックしてください

■3月3日(日)・春の目ざめにごあいさつ

■3月10日(日)・森の自然工作教室

カテゴリ:イベント情報,箕面ビジターセンター

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投稿者:Kondo

投稿日:2019年02月18日 23時間35分28秒