ビジターセンターでアリジゴクの観察会を開催しました
暖かくて爽やかな天気に恵まれた10月21日(日)、大人5名、子ども4名の方にご参加いただき、アリジゴクの観察会を開催しました。まず最初に、講義室でアリジゴクについて、簡単に紹介しました。「アリジゴクって知ってる?」の問いかけに「知ってる!」と子どもたちから反応がありました。成虫の標本を見せて、トンボやカゲロウの仲間との違いを比べながら、どんなところに住んでいて、どんな生活をしているのかをお話しました。
続いて外に出て、アリジゴクの観察です。まずはアリジゴク用の小さな釣り竿を使って、巣の中にいるアリジゴクを釣りだしてみました。少し砂を落とすと、獲物だと思ったアリジゴクは砂をかけてきます。そこを狙うとしっかりと食いついてきたアリジゴクが釣れました。釣れない巣には実際に獲物のアリやワラジムシを巣の中に落として観察しました。巣に落ちたアリはアリジゴクに捕まえるとすぐに動かなくなり、体液を吸われている様子が分かりました。
採集したアリジゴクを方眼紙の上に並べて観察しました。大きなもので1.5cmほどの小さな生き物ですが、子どもたちは虫眼鏡を使ってよく見ていました。方眼紙の上を後ろ向きに歩く様子も観察できました。最後に砂粒の大きさを巣の中と外で比較してみました。それぞれの場所にガムテープをつけて砂を採取すると、巣の中は外に比べて粒径の小さなものが多く、アリジゴクはより滑りやすい小さな粒の砂を上手に使って巣を作っていることが分かりました。
観察が終わると、また講義室に戻り、まとめのお話をしました。最後にアリジゴクを飼ってみたい子どもたちのために飼育の仕方も紹介しました。
ビジターセンターでは、親子で楽しめるイベントを企画しています。来週も行います!ぜひご参加ください。
■10月27日 葉脈標本を作ろう
チラシをクリックすると拡大できます。
カテゴリ:イベント情報,箕面ビジターセンター
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投稿者:Kondo
投稿日:2018年10月21日 19時間13分05秒